バイエルンが攻撃陣の強化に向けて2選手の動向を注視しているようだ。23日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
攻撃陣の拡充に向けて、レヴァークーゼン所属のドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツに熱烈な関心を寄せているバイエルン。報道によると、ドイツ代表FWレロイ・サネとの現行契約が来年6月末で満了となり、同FWセルジュ・ニャブリとフランス代表FWキングスレイ・コマンに依然として移籍の可能性があることから、ウイング(WG)を主戦場とする選手の獲得にも興味を示しているという。
獲得候補として浮上しているのが、ドルトムント所属のU−21イングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンス。現在20歳の“新星”は2020年夏にマンチェスター・シティのアカデミーからドルトムントの下部組織へ加入し、2022年4月に17歳でトップチームデビューを飾った。徐々に出番を増やしてくと、今シーズンはここまで公式戦23試合に出場し、9ゴール4アシストをマークするなど存在感を放っている。
移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督とスポーツ部門の取締役を務めるマックス・エバール氏はバイノー・ギテンスの能力を高く評価しており、来夏の移籍市場における獲得候補リストの上位に位置づけられているとのこと。すでに同選手に関する情報を収集し、獲得の可能性を探っているようだ。
また、バイエルンはアスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの動向も依然として注視している模様。スペイン代表のEURO2024制覇に大きく貢献した22歳は、今シーズンもチームの攻撃の主軸として活躍しており、ここまで公式戦23試合で2ゴール5アシストをマークしている。現行契約は2027年6月末まで残されているが、プレッテンベルク記者によると、5000万ユーロ(約82億円)から6000万ユーロ(約98億円)での獲得も見込めるようだ。
バイノー・ギテンスとN・ウィリアムズに対してはプレミアリーグの複数クラブも関心を寄せており、争奪戦勃発の可能性も指摘されている。果たしてバイエルンは実際に獲得に乗り出すのだろうか。