チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクに、バルセロナ移籍の可能性が浮上した。24日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在26歳のエンクンクはパリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、2015年12月にトップチーム昇格を果たした。2019年7月にはライプツィヒに加入し、在籍した約4年間で公式戦172試合出場70ゴール56アシストをマーク。2023年6月に6年契約を締結してチェルシーへ完全移籍した。加入1年目はシーズン開幕直前に手術を伴う負傷を経験したものの、2年目の今季はここまで公式戦25試合出場12ゴール4アシストを記録している。
今夏に指揮官へと就任したエンツォ・マレスカ監督の下で、貴重な得点源として活躍するエンクンク。しかし、プレミアリーグでの得点は2ゴールとカップ戦での得点が大半を占めており、現時点で2位と好調を維持するチームのなかでは途中出場が主な役割となっている。
『デイリー・メール』によると、エンクンクはチェルシーでのプレータイムに不満を抱いている模様。早期の移籍を希望しており、同選手の代理人がバルセロナへの“売り込み”を行なったという。しかし、同紙は「カタルーニャのチームは1月の移籍期間ではなく、シーズン終了時にのみ移籍を求めるだろう」と指摘した。
マレスカ監督は11月の段階で、「私はクリストに残ってほしいと心から望んでいる。1月に彼を退団させる考えはない」とコメント。同選手が売却対象ではないことを強調しているが、果たしてスペイン上陸は実現するのだろうか。