サンパウロ(ブラジル1部)は24日、上海海港(中国スーパーリーグ)に所属していた元ブラジル代表MFオスカルと契約に至ったことを発表した。なお、契約期間は2027年12月31日までと明らかになっている。
現在33歳のオスカルはサンパウロの下部組織出身で、2008年8月にトップチームデビューを果たし、公式戦通算14試合に出場した。2010年6月にインテルナシオナルに移籍後、2012年7月にはチェルシーに移籍。2度のプレミアリーグ制覇やヨーロッパリーグ(EL)制覇などに貢献した。
その後、25歳の時の2017年1月に当時6000万ポンド(約118億円)と報じられた移籍金で上海海港(元:上海上港)に驚きの移籍を果たすと、そこから8年在籍し、公式戦通算248試合出場で77ゴール141アシストを記録。今年は連覇にも貢献するなど、中国スーパーリーグで3度優勝したほか、中国スーパーカップや中国FAカップのタイトルも獲得した。
現行契約が今季限りとなっていたことから、去就に注目が集まっていたオスカルだが、新天地は古巣になることが決定。14年ぶりの復帰が決まったことを受け、同選手はサンパウロのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「ブラジルに戻り、僕がキャリアをスタートさせ、基礎を築いて自分自身を証明したクラブであるサンパウロでプレーできることを嬉しく思う。僕も家族もこの復帰を喜んでいる。ここ数日、ソーシャルメディアで受けた愛情に感謝しており、一緒に素晴らしいことを成し遂げられるように最善を尽くしていく」