海が好きなら、新春も“深海”詣ができる場所がある。神奈川県の新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)は、2025年1月1〜5日までの5日間限定で、小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅の駅舎内にあるクラゲ水槽の裏面を装飾。海の底にある竜宮城をイメージした美しい駅舎の中に、深海の入り口となる鳥居のデザインがお目見えする。
深海生物の生態にちなんだ「深海みくじ」が楽しめるおみくじ箱も登場。“えのすい”の「深海みくじ」は、大吉、中吉という運勢を表す表現ではなく、「シーラカンス吉」「メンダコ吉」など、深海生物が出るちょっと変わったおみくじだ。彼らの生態にちなんで、「総合」「願望」「学問・仕事」「恋愛」「健康」「ラッキーアイテム」の6つの項目で“深年”の運勢を占う。読み終わったあとは、裏面を結ぶように折るとおみくじ結果の深海生物が出現する仕掛けも。
ちなみに同水族館では、12月28日から特別展「えのすいの深海展 ーディープ度200%ー」がスタートする。深海とは一般的に水深200m以深の海をさし、暗闇とすさまじい圧力、低温が支配する世界。地上や浅い海では考えられないような極限環境で生き続けてきた生き物たちは、それぞれ独自の進化を続けてヒトが考える過酷な環境に適応してきた。その生体や標本など100種類以上の貴重な深海生物を紹介する展示だ。会期は2025年4月6日まで。
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