日本銀行の植田総裁は講演で、今後の利上げの判断に当たり、中小企業を含めた賃上げの動向を注視する考えを示しました。
日銀の植田総裁はきょうの講演で、経済・物価情勢の改善が続けば「政策金利を引き上げる」との考えを改めて強調しました。そのうえで、「目先の大きなポイントは、春季労使交渉に向けた動きだ」と指摘しました。
中小企業の賃上げの動向については「本支店ネットワークも活用しながら確認していきたい」としています。
日銀は先週の会合で、3回連続となる追加の利上げの見送りを決めていて、植田総裁は会見で、特に賃金をめぐる情報が「もう少し必要」と話していました。
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