再生エネルギー発電所投資サービス「ワットストア」を運営し、破産手続き中のチェンジ・ザ・ワールドは、債権者に対して中間配当を実施すると発表した。
「ワットストア」では、太陽光発電所や風力発電所への投資を小口販売していた。出資口数に応じた売電収入が毎月得られるほか、ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクとも提携し、マイルが貯まることなども宣伝していた。2023年2月に東京地裁に破産を申請している。10月には、改正預託法の施行後に、いわゆるオーナー商法が禁止されたにもかかわらず継続した預託法違反の容疑で、元代表取締役の池田友喜容疑者らが逮捕されている。
中間配当の配当率は、優先破産債権が100%、出資者に対する一般破産債権が25%。大部分の財産の換価が終了しているものの、破産管財人を原告とする金銭請求訴訟など、一定の時間を要する管財業務が一部残っていることから、中間配当を行うとしている。最終配当の時期、配当率、見込額は未定だという。