未公開の企業情報をもとにインサイダー取引を行ったとして、東京地検特捜部は、裁判官出身の金融庁の元職員と東京証券取引所の元社員らをインサイダー取引の罪で在宅起訴しました。
インサイダー取引の罪で在宅起訴されたのは、▼裁判官出身の元金融庁職員・佐藤壮一郎被告(32)、そして、▼東京証券取引所の元社員・細道慶斗被告(26)と父親の正人被告(58)のあわせて3人です。
特捜部によりますと、佐藤被告は、業務で知った未公開の企業情報をもとに、株を不正に買い付けた罪に問われてます。
また、東証の元社員・細道被告は、業務で知った上場企業の未公開情報を父親の正人被告に伝えた罪に、そして、正人被告は、その情報をもとに、株およそ1700万円分を不正に買い付けた罪に問われています。
関係者によりますと、3人はそれぞれ、不正な取引をしたことを認めているということです。
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