筑波大学の生命環境学群生物学類に、学校推薦型選抜の入学試験を経て合格された悠仁さま。12月20日までに、必要な書類を同大に提出し、悠仁さまは入学についての手続きを完了された。
「注目されているのは、ご通学の方法です。お住まいのある赤坂御用地から車で茨城県つくば市まで通われるか、大学周辺にお住まいになるか、あるいは電車で通われるか、の3つです。現時点で、宮内庁は基本的にはお車で通学される方向で検討しています。
というのも、電車で通われる場合には、多数の警察官を動員する必要があることもありますが、不特定多数が乗り込む車両内での警備の難易度が高いうえ、移動ルートや通過時間も特定されやすいため、はじめからこの手段はあまり議論の俎上にのぼっていません。
また寮生活や大学付近に住まわれるという選択肢については、人的リソースなどの点から茨城県警への負担が大きく、また皇室の方々を対象とする警衛のノウハウが同県警には多くないことからも、紀子さまが難色を示されているとも聞きます。
つくば市までは車で片道1時間半程度かかりますが、車内で勉強できるというメリットもあります。実験や演習などのために学内に長く滞在する必要が生じる学年になるまでは、お一人で大学近くに住まわれることはないでしょう」(宮内庁関係者)
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しかし、警察庁関係者は、こうした宮内庁の方針に不安感を抱いているという。その根拠となるのは、2016年11月20日に発生した交通事故だ。
「ご友人の親子との登山に向かわれる紀子さまと悠仁さまのお車が、神奈川県相模原市内の中央自動車道下り線を走行中、渋滞の最後尾に並んでいた乗用車に追突してしまったのです。速度も出ていなかったため、幸いお二方を含めてけが人はおらず、事故処理を終えた後に、別の車で目的地に向かわれることができたのですが……。
この3カ月前に、上皇さまが退位されるお気持ちを表明された時期でもあり、皇位継承問題に政権内はおろか社会全体で大きな注目が集まっていました。当時の政府高官の一人は、『いくら警備体制が盤石であっても、万が一のことが起きたら、いったい誰が責任を取るのか』と大激怒。警察庁はじめ、警視庁や皇宮警察本部の関係者の間でも“トラウマ”になるほどの出来事でした。
こうした交通事故のリスクは、どれほど警衛の担当者が警戒しても、ゼロにはできないはずです。宮内庁は悠仁さまにお車で通学していただく方向で検討しているそうですが、こうした懸念を十分に留意して進めてほしいものです」
悠仁さまがキャンパスライフを謳歌するうえで、“警備との両立”がネックになってくるという声もある。
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「つくば市へのルートで通過することが考えられる常磐自動車道が渋滞することは少なくありません。筑波大の1限目は8時40分からですが、逆算すると朝7時前には赤坂御用地を出発しなければなりませんし、そうした場合でも渋滞を通過する時間はその時々でまちまちです。
また秋篠宮さまのように授業時間後にサークル活動に打ち込まれたとすると、お帰りの時間が遅くなる日も出てくるでしょう。帰宅時間のラッシュにお車が巻き込まれるケースもあるでしょうから、必然的にキャンパス内に滞在される時間に制限が出てきてしまいかねません。つまり、悠仁さまがご友人と過ごされる時間に影響が生じてしまうのです」(皇室担当記者)
春からのキャンパスライフに影を落とす“8年前の悪夢”。さまざまな懸念を乗り越え、悠仁さまにはご友人たちとのかけがえのない時間を過ごされてほしいものだ。
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