ナポリからガラタサライへレンタル移籍中のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンに対し、マンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せているようだ。24日、スポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
シーズン開幕から不安定な戦いが続いたマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ第9節終了後にエリック・テン・ハフ前監督を解任し、ルベン・アモリム新監督を迎えた。しかし、スポルティングを2度のリーグ制覇に導いた38歳の青年指揮官の下でも、公式戦9試合を戦い4勝1分4敗と今一つ波に乗り切れない状況が続いている。
そんななか、マンチェスター・ユナイテッドは一線級のストライカーの補強を検討しており、オシムヘンも獲得候補のリストに名を連ねているという。報道によると、同選手は欧州5大リーグへの復帰に前向きで、マンチェスター・ユナイテッドも個人条件で合意に達することは比較的容易だと考えているようだ。保有元のナポリは1月の移籍市場での売却に踏み切る場合、75000万ユーロ(約122億円)を要求するものと見られている。
現在25歳のオシムヘンはヴォルフスブルクやシャルルロワ、リールを経て、2020年夏にナポリへ完全移籍で加入。初年度からセンターフォワード(CF)の主軸として活躍し、ここまで公式戦通算133試合出場76ゴール18アシストという成績を残している。在籍3年目の2022−23シーズンにはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、33年ぶり3度目のスクデット獲得に大きく貢献した。
今夏には複数クラブからの関心が報じられたものの、ナポリや選手側の要求額を巡って交渉は難航し、欧州5大リーグの移籍市場は閉幕。最終的にはガラタサライに1年間の期限付きで加入することが決定した。トルコの地ではここまで公式戦15試合に出場し12ゴール5アシストをマークしている。
なお、オシムヘンに対してはパリ・サンジェルマン(PSG)も関心を寄せているようだ。