かつてニューカッスルで長く活躍した元イングランド代表FWアラン・シアラー氏が、今シーズンのプレミアリーグの優勝争いについて言及した。24日、イギリス紙『デイリーメール』がコメントを伝えている。
2024−25シーズンのプレミアリーグも全日程の約半分が終了した。4連覇中のマンチェスター・シティがまさかの大不振に陥り7位に低迷するなか、今夏にアルネ・スロット監督を迎えたリヴァプールは好調を維持。ここまで16試合を消化し12勝3分1敗という成績を収め、1試合消化の多い2位チェルシーに暫定「4」ポイント差、3位アーセナルに暫定「6」ポイント差をつけ、首位を快走している。
クリスマスを首位で迎えたリヴァプールがこのまま逃げ切るのか、はたまたチェルシーやアーセナル、マンチェスター・シティらが現状のポイント差をひっくり返すのか。大きな注目の集まる優勝争いについて、プレミアリーグ歴代最多得点記録を持つシアラー氏は「まだまだプレーする機会はたくさんある」と前置きしつつ、次のように持論を展開した。
「今シーズンは多くの理由からこれまでとは大きく異なるシーズンだと思う。ボーンマスやノッティンガム・フォレスト、チェルシー、さらには新監督が就任したリヴァプールを見れば分かる。すでにこれまで様々なことが起こっており、これまで見てきた予測不可能な状況は信じられないほどだ」
今シーズンが予測不可能なシーズンだと指摘したシアラー氏だが、ここまでわずか1敗しか喫していないリヴァプールの戦いは高く評価しているようだ。同氏は6−3で勝利した直近のトッテナム戦でのパフォーマンスを挙げつつ、次のように語っている。
「リヴァプールは本当に素晴らしい。ニューカッスル戦で2失点、フルアム戦で2失点、日曜日に3失点を喫していることは知っているが、トッテナム戦でのパフォーマンスと反応は素晴らしかった。特にチェルシーが引き分け、アーセナルが勝利してプレッシャーをかけられた後のことだ。彼らは本当に真剣に取り組んでいたし、ベンチにいる選手がチームを助ける準備ができている非常に強力なチームだ」
【ハイライト動画】リヴァプールがトッテナムとの合計9発の撃ち合い制す