世界各国から集まった研究者に囲まれながら、秋篠宮さまと紀子さまは英語で和やかに懇談されている。12月17日、秋篠宮ご夫妻は都内の日本学士院で開かれていた第40回国際生物学賞の授賞式に出席されていた。
「1985年に創設された同賞の式典は、平成のころは上皇ご夫妻が出席され、令和となってからは秋篠宮ご夫妻が受け継がれています。秋篠宮さまはニワトリなどの家禽類をはじめ生物学の研究者でもあり、授賞式後の懇談には、終始楽しそうなご様子で臨まれていらっしゃいました」(皇室担当記者)
12月3日から8日には、日本と外交関係樹立100周年を迎えたトルコを公式訪問された秋篠宮さまと紀子さま。そして11日、悠仁さまが筑波大学生命環境学群生物学類の推薦入試に合格された。
20日には悠仁さまはすでに入学手続きを終えられたと報じられ、春からの新たなご生活に向け、秋篠宮家内も喜びに満ちた空気が流れていると思われたが……。
秋篠宮家の内情に詳しい宮内庁関係者はこう明かす。
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「このところ、ご夫妻からは仲むつまじいご様子は感じられないのです。秋篠宮さまはご一緒に行事などに出席されたときにも、紀子さまが発言されているときに、少しこわばったようなご表情でお話を聞いていらっしゃるのです。
特に気になりましたのは、地方ご公務へ臨まれる際に飛行機で移動されるときのご様子です。機内でご夫妻はお隣に座られず、離れたお席に座られるのです。時には前後に座られたり、席にゆとりがないときも可能な範囲で離れて座られたりという具合で、徴妙な距離感があって……。
メディアをはじめ衆目が集まる場面では、肩を寄せ合い、腕を組まれてお話しされるご様子を見せられたりするので、落差を感じてしまうのです」
愛息の悠仁さまの合格発表を直前にした時期の凍てついた機内。2025年はご結婚35周年の節目となるが、いったい秋篠宮ご夫妻の間には、何が起きているのか。
「ご夫妻は非常にご多忙ですから、移動の機内で出席する行事の式次第のご確認や、資料に目を通されるため、集中なさりたいときもあるのかもしれません。
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移動の機内でも仲むつまじく、ずっとお話しになっているという天皇皇后両陛下と比べて、秋篠宮ご夫妻に関していえば、たしかに昨今、そうしたエピソードは聞こえてきません。長年連れ添われれば、ご夫婦間の会話も減ってくることもあるでしょう。
ただ、悠仁さまのご進学先や大学生活のご方針を巡り、ご夫妻で意見が合わないことも増えたようなのです」(前出・皇室担当記者)
■秋篠宮さまとの“方針の齟齬”
これまで紀子さまは、“将来の天皇”にふさわしい学びの環境を整えられようと、強い使命感に根差したご姿勢を貫かれてきた。しかし秋篠宮さまの“方針転換”を機に、亀裂が広がったのではないかと、前出の関係者は話す。
「東京大学を筆頭とする国立大学へ、悠仁さまが進むことができるよう、紀子さまは戦略を描かれてきました。しかし近年になって、“家のことは妻に任せている”と周囲に語っていた秋篠宮さまが、“本人が何をしたいかが大事”と記者会見で述べられたりと、紀子さまが望まれていた方向とのギャップが生じていたのです。
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もともと皇嗣家の周囲では『それぞれ別のことを要望される』などという声はよく聞きます。悠仁さまのご通学方法を巡っては車で1時間半かけてつくば市まで通うことが検討されています。広大な筑波大学のキャンパス内での警衛態勢や、大学周辺で一人暮らしをされた場合の安全確保に、紀子さまが懸念を示されていたことが一因だったそうです。
しかし車での通学は渋滞や事故などのリスクもゼロではなく、お子さま方の自主性を重視されてきた秋篠宮さまのお考えとも、齟齬が生じているようなのです。ご留学先の選定などで、今後も衝突が増えていくのではないかと懸念しています」
近現代の皇室に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう話す。
「皇室内の人間関係がご円満であることは、国民が抱く敬愛の念を醸成する一つの要素であると思います。ただ実際には皇室の方々にもいろいろなお人柄や考え方があり、必ずしもご家族内が円満な状況になかったケースも、これまでの歴史にもありました。
とはいえ、ご夫婦や家族仲がよくないように見えるのは、国民にとって悲しいことです。皇室を敬う国民の感情を踏まえて、日々のお振る舞いやなさりように配慮する努力は必要なことだと思います」
悠仁さまの大学進学が決まり、子育てが一段落された紀子さま。夫の隣席に座られないという胸中には、いったいどのような思いが去来しているのだろうか。
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