めちゃくちゃな上司の下では働けない。栃木県の50代女性は、個人経営の薬局で調剤事務をしていたが、2週間で退職したそう。上司にあたる、経営者兼薬剤師の言動が許せないものだった。(文:長田コウ)
「『私の通る前にいるな!』とか『早めに終わったら自己判断であがれ!』と言われ、上がったら『規定より早く上がるなんてどうかしてる』と」
「辞めて良かった。心身をぶっ壊すとこだった」
患者に対する態度も変だった。お金持ちにはヘラヘラした態度だったそうで、「聞いてて気持ち悪い職場だった」と振り返る。苦痛を感じるのは女性ではなかったようだ。というのも、「薬剤師を募集しても辞めるし、事務も1日ももたない人もいた」過去があったからだ。
女性自身も、すぐに限界を迎え退職することになった。3日で体調を崩したそう。最後は自分で私物を引き取りに行くこともできず、家族に取りに行ってもらった。「(私物は)地べたに置かれた」と言われたそうだ。
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当時ほかに、経営者の姪や60手前の「週2の事務さん」が働いていたそう。この2人は悪い人たちではなかったというから、唯一の救いだろう。しかし、業務で出たゴミを事務員に持ち帰らせるなど、ひどい職場だった。辞めた今、後悔は全くないようだ。
「辞めて良かった。心身をぶっ壊すとこだった。非礼したと思ったが、先に非礼、ハラスメントしたのはあっちだし、ごみの件も違法。潰れればいいのに!」
経営者には、おさまらない怒りがあるようだ。
「地主の娘だかのおばちゃんだった。雇われたら務まらないだろう。失礼だが薬剤師としての学びもないから言われて出すしかないし、井の中の蛙。最低でした。辞めてほんとによかった」
女性はその後、ドラッグストアの調剤コーナーに勤めることになった。しかし、そう上手くはいかないようだ。
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「大きい会社だから社会保障はいいけど、偉い人にゴマすれないと社員になれず、知識も皆学ばずいいように使われたので今年辞めて求職中。もっと早く他に行けば良かった」
働きやすい環境をいち早く見つけられることを願うばかりだ。
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