名古屋グランパスは26日、京都サンガF.C.に期限付き移籍中のMF米本拓司が、完全移籍へと切り替わることを発表した。
ロッソジャッロに力を注いだ“狩人”が退団する。1990年12月3日生まれの米本は現在34歳。プロキャリアを始めたFC東京で10年間過ごした後、2019年に名古屋グランパスに加入。風間八宏監督、マッシモ・フィッカデンティ監督の下で主力を張ると、湘南ベルマーレへの期限付き移籍を挟み、復帰した2023シーズンもボール奪取からの鋭い縦パスで、長谷川健太監督が志向するカウンタースタイルにおいて大役を担った。事実、FWマテウス・カストロの退団に加え、米本が負傷離脱した同年8月からの約2カ月間は、公式戦9試合で1勝3分5敗とチームは低迷した。
迎えた今シーズンは、新加入のMF椎橋慧也、MF稲垣祥とのローテションで回していくことになったものの、中盤戦頃から両者のダブルボランチが採用される形に。これに伴い、今夏に京都サンガF.C.への期限付き移籍を決断。後半戦は、リーグ戦11試合に出場していた。
まず米本は、4年半在籍し公式戦通算145試合に出場した名古屋グランパス退団に伴い、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「このたび、京都サンガF.C.に完全移籍することになりました。豊田スタジアムでの大声援は毎回鳥肌が立ちました。その大声援のなかでプレー出来たことは僕の誇りであり僕の一生の宝物です。ありがとうございました」
また、京都サンガF.C.に完全移籍加入する米本は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「この度、名古屋グランパスから京都サンガF.C.に完全移籍する事になりました。夏から加入した時に今まで在籍していた選手のように応援していただいて凄く嬉しかったですし、パワーになりました。このチームに完全移籍する事ができて大変嬉しく思います! 京都サンガF.C.が新しい景色をみるために全力を尽くして頑張ります! 今年以上の応援よろしくお願いします」