「思い出を作りたかった」自衛隊車両で温泉施設利用の陸自隊員を懲戒処分

陸上自衛隊は、自衛隊車両を無断で使用し温泉施設を利用したとして、40代の男性隊員を減給1か月の懲戒処分にしたと発表しました。

処分を受けたのは、北海道旭川市に所在する第二特科連隊に所属していた2等陸佐の男性（42）です。

男性は2年前の12月、他の隊員2人とともに勤務時間外に無断で自衛隊の車両を使用し、温泉施設を訪れ、宿泊したということです。

聞き取りに対し男性隊員は、「人事異動を控えていて、思い出を作りたかった」と説明しているということです。

車両の無断使用は他の隊員による通報で発覚し、陸上自衛隊は男性隊員を減給10分の1、1か月の懲戒処分としたうえで、残る2人の隊員についても処分を検討しているとしています。