【写真】ベトナム航空日本支社総支配人がオススメするベトナムの都市
■ベトナムの4つの魅力
南北に長いベトナムは、北部・中部・南部とそれぞれで、気候や文化、歴史が異なっているのが特徴。例えば北部は四季があり、南部は乾季と雨季に分かれています。そんなベトナムの魅力は大きく4つあると、ゴー氏は言います。
「まず1つ目の魅力は観光です。地形が日本と似ており南北に長く、海や山など豊かな自然のあるベトナムは、多くの世界遺産を有します。世界遺産+シティツアーといった楽しみ方ができるのではないでしょうか。また2つ目は、アクティビティも楽しめる点です。海でダイビングやシュノーケル、川ではリバークルーズ、一方山ではハイキングなど、さまざまなアクティビティを楽しめます。それからベトナムの豊かなカルチャーに触れるのもオススメです。ベトナムは多民族国家で、山間部には少数民族が暮らしています。代表的なハノイやホーチミンの水上人形劇も有名ですが、最近は、昔のベトナムの暮らしを再現する屋外ステージのパフォーマンスが非常に話題です。ほかにも、食文化も欠かすことができない魅力です。200円〜300円で楽しめるストリートフードから、ベトナム中部のフエを代表する宮廷料理まで、豊富に楽しめるでしょう」。
そして“非常に大事なこと”として最後に紹介したのが「治安」。「日本からベトナムを訪れる方が増えたのは、ベトナムの治安の良さを裏付ける1つの証拠であると思います。また、日本のみならず、ヨーロッパやアメリカからの観光客も増えております。安定した政治体制の維持は、経済成長率にも良い影響を与えており、旅行客が安心して楽しめる観光地であることはもちろん、ビジネス面でも注目されています」と紹介します。
■目的別「おすすめの都市」
楽しさと安全性を兼ね備えたベトナム。そんな中で「オススメの都市」を聞いてみたところ、「1つに選べないです」とゴー氏は笑顔で語ります。「北から南まで長くある都市の中で、お客様が一体何を楽しみたいのか、何を求めていらっしゃるのかによって、その行き先はそれぞれ変わってきます」と、目的に分けてそれぞれの都市の魅力を教えてくれました。
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「お客さまがビーチや癒やしを求めたいのであれば、中部のダナンをオススメさせていただきます。ダナンはビーチリゾートとして有名なのですが、少し足を伸ばせば、世界遺産のあるフエやホイアンにも行くことができます。ダナンを起点に、ビーチリゾート+世界遺産を楽しむことができるでしょう」
<ベトナムらしさを味わいたい人は>
「カルチャーやベトナムらしさを求めていらっしゃる方は、四季のある首都ハノイがオススメです。今の時期は少し肌寒いかもしれませんが、温かいフォーやブンチャー(つけ麺)などのハノイ名物を食べていただき、街歩きを楽しんでみてください。ハノイから少し足を伸ばすと、世界遺産のハロン湾にも行くことができます。ここでは豊富な海鮮料理が楽しめます。また、ハノイから山間部に行くと、サパという少数民族が暮らす村があります。欧米の方からは少数民族の文化体験が非常に人気です。もともとサパはベトナム国内での旅行先としても人気で、ベトナムで一番高い山のファンシーパン山もあります。そこへハイキングへ行くのもいいですね」
<エキサイティングなシティライフを楽しみたい人は>
「エキサイティングな方や都会を楽しみたい方には、南部の商業都市ホーチミンをオススメします。ドンコイ通りを中心とした街歩きや、エキサイティングなナイトライフを楽しめる場所が多くあります。食事もホーチミン独自の文化があり、フォーとは異なる麺料理フーティウが名物です。フォーと同じく米粉から作られた平麺を使用しているのですが、エビなどが入った海鮮ベースなのが特徴です。ホーチミンから足を伸ばすと、チベットを源流に持つメコン川河口の湿地帯メコンデルタがあります。とても自然豊かなエリアで、フルーツ狩りやメコン川クルーズを満喫できます。ホーチミンはブンタウなどのビーチエリアにもアクセスする起点となるので、シティライフ+大自然のアクティビティという楽しみ方ができるのではないかと思います」
■ベトナムは何度行っても魅力的な国!
ゴー氏のご紹介の通り、どの都市も異なる魅力があるベトナム。お財布にも優しく、温かい人柄に触れることができ、訪れるたびに幸せな気持ちになれるのが魅力です。また、ベトナム料理は、中国文化や植民地統治時代のフランス文化の影響を受けており、日本人好みのマイルドな味付けが特徴なので、しっかりとお腹も満たしてくれることでしょう。行くとリピートしたくなる魅惑の国ベトナム。2025年の旅先の検討リストに入れてみてはいかがでしょうか?