チェルシーに所属するイングランド代表MFコール・パーマーが新たな記録を樹立した。
パーマーは26日に行われたプレミアリーグ第18節のフルアム戦に先発出場を果たすと、0−0で迎えた16分に敵陣中央でパスを受けて反転からドリブルで切り込み、ボックス手前から相手DFの股を抜いた華麗な左足でのシュートを流し込んで先制点をもたらした。
イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、この得点でパーマーは2024年でのプレミアリーグでは26ゴール目となり、元オランダ代表FWジミー・フロイド・ハッセルバインク氏が2001年に記録した25ゴールを上回り、同リーグでチェルシーの選手が暦年で決めた最多得点者になったという。
また、これがプレミアリーグで50試合目(チェルシーで47試合、マンチェスター・シティで3試合)の先発出場となったパーマーはここまで34ゴール18アシストを記録。最初の50試合でこれよりも多くのゴールに関与しているのは、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(64)、元イングランド代表FWアンディ・コール氏(57)の2人だけであることも伝えられている。
記念すべき一撃が生まれたものの、終盤に2失点を許して公式戦13試合ぶりの黒星を喫したチェルシー。試合後、パーマーは『Amazon Prime』で「最後に負けるのはつらいことだ」と手痛い敗戦だったと認めながら、次のように振り返った。
「前半はいいプレーをして、試合をコントロールし、チャンスもかなりあった。後半は少しコントロールを失ってしまった。彼らは切り替えがうまく、直接的なチームだ。彼らのプレーに飲み込まれ、代償を払うことになってしまった。彼らの方が得意な試合にした。問題はない。数日後にはまた試合があるし、このまま頑張るしかない」
また、一時期は首位リヴァプールと暫定勝ち点「2」差まで詰めよったことから、2016−17シーズン以来のリーグ優勝への期待も高まっていたチェルシーだが、今節の結果、暫定「7」差に広がってしまった。それでも、先日から優勝候補ではないと主張しているマレスカ監督と同じようにパーマー自身も今シーズンはまだ学んでいる途中であることを強調した。
「すべての試合に勝てるわけではないことはわかっていた。監督にとっては僕たちと初めてのシーズンで、僕たちは学んでいるところだ。誰もが最初から優勝候補ではないと言っていた。僕たちはチームとして良くなり、成長しているだけだ」
「監督はこれが学ぶ機会だと言っていた。振り返って、休んで回復するつもりだ。これはフットボールでこういったことは起こり得る。20分間もコントロールを失って2点を取られた。フルアムに賛辞を送るしかない」
【ハイライト動画】チェルシーvsフルアム