リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、タイトル争いの行方に慎重な姿勢を示した。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第18節が26日に行われ、リヴァプールはレスターと対戦。6分に先制点を奪われたが、45+1分にコーディ・ガクポが同点弾を決めると、49分にはカーティス・ジョーンズが勝ち越しゴールをマーク。さらに、82分にはモハメド・サラーがダメ押しゴールを挙げ、3−1で逆転勝利を収めた。
この結果、1試合未消化となっているリヴァプールは、2位チェルシーが今節敗れたことで勝ち点差を暫定「7」に広げることに成功した。このことから、リヴァプールが2019−20シーズン以来のリーグ優勝に大きく近づいているという声も高まっているが、スロット監督はまだ多くの試合が残されており、何も決まっていないことを強調した。
「選手たちや私のように長い間このゲームに関わっているなら、終わりまでまだ20試合もある今、そのようには考えない。まだ多くの課題が待ち受けている。わずか2カ月前、マンチェスター・シティを勝ち点1点差で追いかける状況だったが、負傷、その後の不運、出場停止などでマンチェスター・シティに何が起きたのかを見るといい。それはどのチームにも起こり得ることだ」
「祝うには早すぎるけど、今のところにいることは当然嬉しいことだ。私たちはこれができると思っているけど、すべてにおいて楽な勝利はなかったと思う。トッテナム戦は楽勝だったかもしれないけど、2点取られて5−3にもなった。選手全員が出場可能でも勝つのがいかに難しいかがわかる。負傷や出場停止がいればなおさらのことだ。だからこそ1試合ずつ戦わなければならない」
「勝つことは重要だし、勝つべきだと思うが、フルアム戦やノッティンガム・フォレスト戦でも同じ気持ちだった。プレミアリーグでは常に多くのことをしなければならない。順位表はわかっているけど、まだ何試合残っているかもわかっている」
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