ソフトバンクスマホの価格表記、若干見やすくなる それでも「分かりづらさ」残るワケ

1

2024年12月27日 10:41  ITmedia Mobile

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia Mobile

写真

 ソフトバンクオンラインショップの価格が若干見やすくなった。なぜ、そう感じるのか、どこがどのように変わったのか、少しだけ解説する。なお、記事内の価格は全て税込み。


【その他の画像】


 前提として、ソフトバンクオンラインショップで取り扱うスマートフォンの販売価格は、他社と同様に機種によって異なる。この点は変わっていない。


●「総額」が2回表記されなくなり、どれが一括価格なのかが分かりやすくなる


 では、どこがどう変わったのか、NTTドコモとソフトバンクの2キャリアが販売している「AQUOS R9」を例に見ていこう。


 筆者が7月2日に撮影したソフトバンクオンラインショップのAQUOS R9の販売ページを見ると、「総額」という言葉が2度も使われ、一体、どれが一括価格なのか、もしくは割引後の価格なのかが分かりづらい。


 12月26日現在は、販売価格という枠内に一括価格、その下の「新トクするサポート(プレミアム)なら」という枠内にプログラム利用時の負担額が記載され、7月2日時点での表記に比べて分かりやすくなっている。


●相変わらず実質負担額は「計算が必要」……


 一方、最終的な負担額の表記については、まだ理解しづらい感がある。


 ドコモオンラインショップは、一括価格、端末購入プログラムを利用した場合の実質負担額、分割払いの内訳を個別に明記しているのに対し、ソフトバンクオンラインショップでは、これらを確認しづらい。


 AQUOS R9の販売ページには、「お支払い総額が43,240円」とあるが、これは最終的な負担額ではない。


 AQUOS R9は、短期間で機種を交換する人に向く、新トクするサポート(プレミアム)を利用できるが、ソフトバンクオンラインショップには約1年後に返却した場合の実質負担額と、その内訳が明記されていないので注意が必要だ。


 実際には、新トクするサポート(プレミアム)の利用条件に含まれている「あんしん保証パック」の利用料1万2870円(990円×13回)、「早トクオプション」の利用料(1万2100円)が別途発生するため、3万1140円(1〜12回:2595円/月)に加算したほうがいい。単純計算で5万6110円となる。


 ソフトバンクオンラインショップでは、MNP制度を利用して他社から乗り換えた上で端末を購入すると、「オンラインショップ割」という割り引きを受けられる。


 5万6110円からオンラインショップ割の割引額である2万1984円を差し引いた金額、3万4126円が、他社から乗り換えた上でAQUOS R9をソフトバンクオンラインショップで購入し、約1年後に返却した場合の実質的な負担額となる。



このニュースに関するつぶやき

  • 結局海外のシステムを完全把握しないで投入するからキャリアがわけわからず売ってるから残暑 (´・Д・)」
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングIT・インターネット

前日のランキングへ

ニュース設定