【高校ラグビー】京都工学院112−0発進 伏見工時代の山口総監督「忌まわしい昔を思い出しました」

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2024年12月27日 16:00  日刊スポーツ

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京都工学院対聖光学院 100点差越えで聖光学院を破りベンチに戻る京都工学院(撮影・藤尾明華)

<全国高校ラグビー大会:京都工学院112−0聖光学院>◇1回戦◇27日◇大阪・花園ラグビー場



74年に赴任し、翌年にラグビー部監督に就任した「泣き虫先生」山口良治総監督(81)が、フィフティーンの勇姿を見届けるため、車椅子姿で来場した。


試合後に取材に応じた山口総監督の第一声は「忌まわしい昔を思い出しましたよ。112対0で負けた花園との試合を思いだして」


就任後初の公式戦となった75年5月17日の京都府春季総体。伏見工は強豪の花園高校に大敗した。くしくもスコアは0−112だった。


悔しさをバネにチームは躍進。全国優勝4度を誇る名門となっただけに、相手の聖光学院に「彼らもきっとこの大会がいい意味で悔しさにつながって、チームが成長してくれるとうれしい」と配慮した。


チームはその後、学校統合により16年に校名変更。9大会ぶり21度目、現校名では初めての出場を果たした。


「長かったですね。でも、今のチームも優勝した時のキャプテンの大島(淳史)が監督をして、そのまま伏見の魂を受け継いでくれていますから、子どもたちも『信は力なり』という言葉はしっかり受け止めてくれておると思います」


一方で、試合内容には「細かなミスが多いのは気になってます。上に行けば、ミスを許してくれない厳しさがある。ミスを反省して上に向かってほしい」。総監督として、しっかりと注文を付けた。


花園出場決定の際は涙ぐんだが、この日は涙はなかった。


「新しい歴史をこれからも築いてくれると思います」


花園に舞い戻った伝統の紅黒ジャージーの姿を心から喜び、さらなる活躍を期待していた。【阪口孝志】

このニュースに関するつぶやき

  • 「112対0」で花園高校に負けた時とはルールも得点加算(4点/トライ)も違うけど、何か因縁めいてドラマチックやねぇ〜��������  次戦は、今やシード校となった春日丘。 頑張って欲しい!��ʥ�祭����(����)
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