【高校ラグビー】近大和歌山の田中大仁監督「長かった…もう1ついきたい」6度目挑戦で初勝利

0

2024年12月28日 12:37  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

近大和歌山対坂出第一 後半、抜けだしトライを決める近大和歌山・高尾(中央)(撮影・前田充)

<全国高校ラグビー大会:近大和歌山29−7坂出第一>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場



近大和歌山が、6度目の挑戦で花園初勝利を飾った。同様に初勝利を狙う坂出第一(香川)相手に、前半4トライでリード。後半はFW戦に苦しみつつも、粘って逃げ切った。


田中大仁監督(41)は「(花園出場は)6度目です。長かった」と遠くを見つめる。


チームを率いて聖地を踏んだ5回は、すべて1回戦負け。今季も順風満帆ではなく、春の県大会では決勝で熊野に24−31。昨季まで漂う「花園に出るところでゴール」という空気を一変させるように「花園で1勝」と言い続けてきたが、県大会での敗戦に「花園出場に目標を下げるか?」という話もした。


それでも、部員は「花園で勝つ」と言い切った。結束を固め、悲願につなげた。


「今まで止まっていたものを前に動かしてくれた。このまま勢いに乗って、もう1ついきたい」。


次戦は30日、倉敷(岡山)戦。1勝に満足せず「正月越え」をもくろむ。【竹本穂乃加】

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定