「Windows 11 24H2」のインストールメディアに問題 対応策を検討中/Xが有料プラン「X Premium+」を値上げ 月額630円・年額6740円アップ

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2024年12月29日 06:11  ITmedia PC USER

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Microsoftは、Windows 11 24H2のインストールメディアに問題が発生していると明らかにした

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、12月22日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!


【その他の画像】


●「Windows 11 24H2」のインストールメディアに問題 対応策を検討中


 Microsoftは12月24日(現地時間)、10月または11月のセキュリティ更新プログラムを含む「Windows 11 24H2」のインストールメディアに問題が発生していると明らかにした。このメディアでインストールした場合、それ以降のセキュリティ更新プログラムを受け取れない状態になるという。


 この問題は、USBドライブやCDなどのメディアを使用してインストールする場合にのみ発生するという。Windows Updateで10月または11月のセキュリティ更新プログラムを適用する場合には発生しない。


 Microsoftは問題の解決に取り組んでいるとのことだが、回避策としては2024年12月のセキュリティ更新プログラムを含む形でインストールメディアを作成し直し、それを利用すればよい。


●Xが有料プラン「X Premium+」を値上げ 月額630円/年額6740円アップ


 Xは12月21日、有料プラン「X Premium+」の料金改定を発表した。日本では、月額2590円、年額2万7300円となる。新料金は既に適用されているが、契約中のユーザーは2025年1月20日以降の請求から新料金が適用される。


 この価格改定にあわせて、X Premium+では完全に広告を表示しない状態でXを利用可能になる。また、優先サポートやRaadarなどの新機能へのアクセス、Grok AIモデルの制限引き上げなどの特典を受けられるとしている。


●「Microsoft Copilot」が名称変更 Microsoft 365アプリも


 Microsoftが、Microsoft Entraアカウントユーザー向けに2025年1月中旬から「Microsoft Copilot」の名称を「Microsoft 365 Copilot Chat」に変更すると発表した。あわせて、Microsoft 365アプリの名称もMicrosoft 365 Copilotに変更される。


 なお、Microsoft 365 Copilotという名称は法人向けMicrosoft 365で使われる有料サービスの名称として既に利用されている。Entraユーザー向けには、これとは別のサービスとしてMicrosoft Copilotが無料で提供されているが、この名称がMicrosoft 365 Copilotに変更になる。


 ただし、一般法人向けのMicrosoft 365 CopilotとEntra向けのMicrosoft 365 Copilotは別のサービスだという、少々ややこしい状況になってくる。


 それに伴い、URLが「M365Copilot.com」に変更される。Microsoft 365のアプリアイコンも、11月に行われた年次カンファレンス「Ignite」で発表された新しいアイコンに更新される。現状、Entraユーザー向けが先行する形だが、将来的には一般ユーザー向けにもこれらの変更が行われるはずだ。


●Googleが「Gemini 2.0 Flash Thinking」モードを追加


 Googleは12月20日、「Gemini 2.0 Flash Thinking」モードを発表した。回答の一部としてモデルが行う「思考プロセス」を生成するようにトレーニングされた試験運用版モデルとなっている。


 Thinkingモデルは、Gemini AI StudioとGemini APIで利用できる。Gemini AI Studioなら無料で簡単に試すことができる。例えば「円周率が3.05よりも大きいことを証明せよ」という問題を与えた場合、「Thoughts」セクションを展開すると、なぜその解答に至ったのかを確認できる。


 なお、Thinkingモードは実験的なモデルのため、以下のような制限がある。


・32kトークン入力制限


・テキストと画像入力のみ


・8kトークン出力制限


・テキストのみの出力


・検索やコード実行などの組み込みツールは使用できない


●OpenAIが次世代AIモデル「OpenAI o3」を発表


 OpenAIは12月21日(現地時間)、次世代AIモデル「OpenAI o3」を発表した。コーディング、数学、一般的な推論など、さまざまなタスクで以前のモデルを超える非常に強力なモデルだという。


 汎用(はんよう)人工知能(AGI)に向けた進ちょくを測定するためのベンチマーク「ARC-AGI」では、セミプライベート評価セットで75.7%という画期的なスコアを獲得した。高コンピューティングのo3構成では、人間の平均性能である85%を超える87.5%のスコアを記録している。


 また、小型版のO3 miniも発表されている。o3よりも思考時間が短く、より低コストで利用できる。どちらのモデルもまだ一般公開はされておらず、2025年1月末ごろにo3 mini、その後にo3を公開する予定としている。


●「Steam Deck」に満足してる? 人気タイトルは? Overkillが調査結果を発表


 携帯型ゲームを主に扱う海外メディアOverkillが、Valveの携帯ゲームPC「Steam Deck」に関するアンケート結果を発表した。本アンケートは2022年から毎年実施されており、その2024年版となる。


 調査は11月4日〜24日まで実施したもの。アンケートは約50の質問で構成されおり、2023年より21ポイント多い3807人がアンケートに回答した。


 Steam Deckの満足度は10点満点で8.92点と非常に高く、86%がSteam Deckを1台所有、11%(409人)が複数台所有しているという。なお、3%(113人)はSteam Deckを所有しておらず、その理由としては「価格」が最も多かった。これは2023年も1位の理由だった。


 Steam Deckで最も人気のあるゲームとしては、1位が「ELDEN RING」、2位が「Vampire Survivors」、3位が「Hades」となった。


 Vampire Survivorsは2022年、2023年と1位だったが、今年になって2位に転落した。ELDEN RINGは2位から1位に浮上した。これはDLCがリリースされた影響だろう。この他、84%の人が自宅以外でSteam Deckを利用しているとのことだ。なお、通勤中にSteam Deckを利用している人は6%、さらにトイレで使用していると回答した人も25人いたという。



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