【高校ラグビー】石見智翠館が尾道下し鬼門の3回戦へ挑戦者精神「過去のAシードで一番弱い」

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2024年12月30日 17:26  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

尾道対石見智翠館 前半、石見智翠館・近藤(左から2人目)はトライを決め仲間と喜ぶ(撮影・上山淳一)

<全国高校ラグビー大会:石見智翠館23−0尾道>◇2回戦◇30日◇大阪・花園ラグビー場



34大会連続34度目出場で高校日本代表候補7人を擁して、創部初のAシードとなった石見智翠館(島根)が貫禄勝ちした。


序盤からターンオーバーなど力強さを見せた。前半3分、ゴール直前ラックから、SH柴崎允希(3年)がパスダミーから切れ込んで先制トライ。PGも決めて10−0とした。同20分、右大外へのキックパスから追加点が生まれた。終了間際、ゴール直前で猛攻を浴びたが、鉄壁守備でしのぎきった。


後半早々、NO8祝原久温主将(3年)のトライで突き放した。後半25分までに半数以上が選手交代した。だが、地力の差で勝ちきった。


主将の祝原は「絶対に負けられない戦いだと思っていた。(初戦なので)しっかり守りきって、勝つということを意識していた」と振り返った。狙い通りの試合運びで3回戦進出。


来年1月1日の次戦は直近6年連続で敗退している鬼門だ。


「1年生からずっと出していただいて、1月1日にずっと負けてきたので、そこをまず超えたい」と闘志を燃やした。


創部初のAシードで「今後、他のシード校と当たる上ですごくプレッシャーになる」と明かした。「僕らは過去のAシードで一番弱いという、チャレンジャーの気持ちを持って行こうとなった」。33大会前の初出場から連続出場を続ける山陰の雄。「僕らは1年間やってきたことに自信を持っているので、チャレンジャーながらもやってきたことを出し切ろう」と力を込めた。【塚本光】

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