「いなかったらもっと記録伸びた」大谷翔平 独占告白で明かした水原一平騒動の「実害」にファン怒り

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2025年01月01日 06:10  web女性自身

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12月29日放送の『NHKスペシャル メジャーリーガー大谷翔平2024試練と決断そして頂点へ』(NHK総合)に、ドジャースの大谷翔平選手(30)が出演。違法賭博問題によって球団から解雇された、元通訳の水原一平被告(39)への複雑な思いを明かした。



水原被告に違法賭博疑惑が浮上したのは、’24年3月に韓国で開幕シリーズが始まった直後のこと。米スポーツ専門局『ESPN』が水原被告の疑惑を報じたことをきっかけに、大谷選手の生活は一変した。



「報道の概要は、水原氏が違法賭博で連邦政府の捜査を受けている賭博業者にギャンブルの借金を負っているということ。また、大谷選手名義の銀行口座から、その業者に巨額の不正送金が行われていたというものでした。その金額は当初、450万ドル(約6億8千万円)と報じられましたが、最終的に約1千700万ドル(約26億7千万円)だと判明。水原氏はこの他に、’22年度の納税申告で課税所得を虚偽報告していたことも明らかになりました。



しかし大谷選手はこの件をまったく把握しておらず、水原氏が試合後に自らのギャンブル依存症をクラブハウスで告白した際に、トラブルを初めて知ったといいます。水原氏は前日までベンチ入りしていたこともあり、大谷選手にとっては寝耳に水のこと。球団は直後に、水原氏を解雇しました。大谷選手がインスタグラムで水原氏が登場する投稿を削除していたことからも、大きなショックを受けていることが伝わってきました」(スポーツ紙記者)





■大谷選手が明かした複雑胸中「僕の中ではまだ終わっていない」



大谷選手にとって水原被告は、エンゼルス時代から専属通訳を超えた“相棒”だった。車の運転手を務めるだけでなく、大谷選手の自主トレーニングをサポートするなど、公私にわたって常に行動をともにしてきた。



日本時間3月26日に開いた記者会見では、「悲しくてショックだった」と語っていた大谷選手。しかし自らを裏切った水原被告を、責めるような発言はなかった。そのことについて、『NHKスペシャル』でインタビュアーから「どういう思いからだったのか」と問われると、当時の心境をこう説明していた。



「どういう思い? 会見の時は、もう本当になんでしょう。正しいことを説明するというのが目的ではあったので。そこに集中というか、はい。このこと自体の正しい見通しというか、起きてることの状況説明ですよね。それがメインではあったので。そこに努めていたという感じですかね」



いっぽう大谷選手は、水原被告に対する複雑な胸中をこうも明かした。



「僕の中ではまだ終わっていないというか。まだ続いていることではあるので。今その時がどうだったか、みたいなことではなくて。それがずっと続いているという感じなんですけど」



当時、疑惑の目は大谷選手にも向けられ、開幕から40打席ホームランが打てない不調が続いていた。大谷選手は当時のコンディションについて「ちょっと睡眠が足りてないなっていう日が続いてました」と振り返り、「やることが多すぎて。色んな人と話さないといけないし、状況説明も含めてね」とコメント。対応すべきことが多く、時間に追われていたという。



とはいえ、持ち前の前向きなメンタルは維持していたようだ。騒動のなか「どのような精神状態で日々を送っていたのか」との質問には、こう答えていた。



「僕は僕で、別に負い目を感じることもないので。何を言われてもグラウンドで自分の仕事をしたいなというか。自分がむしろ好きで、ここまでちっちゃい頃からやってきて。やっと来れたこういうところで、そういう風に思ってプレーすること自体がもったいないというか。



まぁ、そこはそこ、ここはここ、みたいな感じではあったので。新しいチームで、自分も新しいスタートではあったので。あまりグラウンドと、プライベートというかグラウンド外のところで引きずるっていうのはなかったですかね」





■水原騒動によって“実害”が及んだ「一番の問題」



大谷選手が移籍後初のホームランを放ったのは、開幕から41打席目のこと。試合直後のインタビューでは、「メンタルを言い訳にはしたくはない。やっぱりそこも含めて技術だと思っている。自分がここまで結果が出てないのは実力」と語っていた。



「大谷選手はその後も、騒動の影響について“メンタルがプレーに影響するとは思っていない”と強調してきました。本人も語っていたように、一番の問題は睡眠不足だったようです。大谷選手ほど睡眠を大事にしているアスリートは珍しく、10〜12時間くらい寝ることもあるといいます。コンディションを安定させるためには、欠かせないルーティンのようです。



そう考えると、水原氏の騒動がなければ、様々な対応に追われることもなく睡眠時間を削ることもなかったでしょう。通訳も急遽変更され、チームメイトとも自らコミュニケーションをとっていかなければならず、環境の変化は多少なりとも負荷がかかったのでは。



昨季は惜しくも三冠王を逃してしまいましたが、打率がわずかの差で2位だったこともあり、“水原騒動がなければ”と感じたファンもいたようです。それでも史上初の『50-50』や日本選手初の『トリプルスリー』も成し遂げ、ワールドシリーズを制覇したチームに大きく貢献。MVPにも輝いたことは素晴らしい偉業です」(在米ジャーナリスト)



“メンタルは関係ない”と強調してきた大谷選手だが、NHKでの独占インタビューで騒動について「まだ続いている」と明かしたことはファンを驚かせたようだ。大谷選手の活躍に“実害”を及ぼした水原氏に、Xやネットでは改めて憤る声が上がっている。



《大谷の3冠王を阻んだのは一平だったか》
《まじで水原一平というトンデモなハンデを背負って、あの成績を出した大谷翔平さんには感服する》
《うわ最悪 一平がいなかったらもっと記録伸ばせたのに》



水原被告の量刑言い渡しは2度の延期の末、1月24日に予定されているが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか――。

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