妻の私は64歳で、前倒しで60歳から年金をもらっています。私は来年4月に65歳になりますが、加給年金をもらえますか?

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2025年01月05日 18:31  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、年上の夫がいる妻の加給年金についてです。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、年上の夫がいる妻の加給年金についてです。

Q:妻の私は60歳から年金をもらっていますが、65歳になったら加給年金をもらえますか? 主人は来年70歳です

「妻の私は64歳で、前倒しで60歳から年金をもらっています。私は来年4月に65歳になりますが、加給年金をもらえますか? ちなみに主人は来年70歳になります。教えてくださいますか」(グロチャン)

A:年上の夫がいる妻は、妻が65歳になっても加給年金は受け取れません

配偶者加給年金とは、20年以上の厚生年金の加入期間がある人が、65歳に到達した時点で、生計を維持されている65歳未満の配偶者がいる場合、老齢厚生年金に加算されるものです。

「生計を維持されている」ということは、同居していることが基本となりますが、別居していても、仕送りをしている、健康保険の扶養親族であるなどであれば認められます。生計を維持されている配偶者は、前年の収入が850万円未満(所得が655万5000円未満)ということが条件です。

ただし、配偶者に厚生年金の加入期間が20年以上ある老齢厚生年金を受給している間、もしくは加入期間は関係なく障害年金を受ける権利がある場合は、配偶者加給年金が支給停止されることに注意が必要です。

相談者「グロチャン」さんが65歳になり、厚生年金に20年加入していた場合でも、夫は70歳になっているので加給年金は加算されません。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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