ミランを率いるセルジオ・コンセイソン監督がタイトル獲得への喜びを語った。6日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
スーペルコッパ・イタリアーナ決勝が現地時間6日にサウジアラビアで行われ、ミランは同じ街を本拠地とする“宿敵”インテルと対戦した。後半開始早々の47分までに2点のビハインドを負ったミランだったが、52分にテオ・エルナンデスが直接FKを叩き込み、80分にはクリスティアン・プリシッチが同点弾。90+3分にタミー・アブラハムが値千金の逆転ゴールを奪い、3−2で8年ぶり通算8度目の優勝を果たした。
12月30日の就任からわずか1週間でミランでの初タイトルを獲得したコンセイソン監督。データサイト『Opta』によると、就任2試合目でのタイトル獲得は1929−30シーズン以降のミランを率いた監督としては歴代最速記録だという。50歳のポルトガル人指揮官は「選手たちには非常に満足している。簡単ではなかったし、準備も万全ではなかった。しかし、重要な細部に取り組むための数日間があったし、最高レベルの2チームと対戦することができた」とユヴェントス、インテルとの2連戦を振り返りつつ、今後へ向けた決意を次のように示した。
「ここからが大変だ。チャンピオンズリーグ(CL)もあるし、ミランが本来いるべきトップ4に入らなければならない。祝杯をあげ、明日からは仕事に向かう。コンパクトさを保つために全てのポジションが重要になる。特にDFラインと中盤はもっと上手くプレーすることができるだろう。ミランが再び偉大になるためにはハングリー精神と勇気を持たなければならない。それが私にとって非常に重要なことだ」
セリエAでは2試合消化の多い首位ナポリと「17」ポイント差の暫定8位に低迷しているミラン。就任直後に早速結果を起こしたコンセイソン監督は、チームを上昇気流に乗せることができるだろうか。今後の戦いにも注目が集まる。
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