この記事では、札幌国際スキー場の滑走コースや絶景ビュースポット、グルメ、アクセス情報をまとめて紹介します。
札幌市内からお手軽アクセス「札幌国際スキー場」
札幌市内から札樽自動車道を経由して車で60分、定山渓温泉からだとわずか30分でらくらく到着するそこは、白銀の別世界。 準備ができたらスカイキャビン8に乗り込み、山頂まで上りましょう。樹氷を眺めながらおよそ10分の「空中散歩」で標高1100mの山頂に到着。ゴンドラを降りたら、眼下には札幌の町と石狩湾を見渡す「絶景ビュー」がいきなり目に飛び込んできます。そして海を隔てたはるか対岸には暑寒別岳の勇姿も……。
お天気がよければ、滑る前に「絶景写真」を撮影しましょう。山頂のカフェの上に新しく設置された撮影スポットの鳥居の間から、小樽の港がすっぽり収まる風景が撮影できます。写メをSNS投稿すれば「いいね!」や「コメント」がたくさん付くかも。
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朝一番のパウダースノーで快感滑走!
札幌国際のパウダーを満喫したいなら、朝一番のゴンドラスタート時(AM9:00)が狙い目です。グルーミングされたばかりのバーンの上はうっすらとパウダースノーで覆われており、ターンのたびに雪煙を上げながらの「快感滑走」を思いっきり楽しむことができます。山頂から山麓のゴンドラステーションまでは最大斜度30度のコブ斜面を滑るタフな上級向けダウンヒルコースのほか、中級向けのエコー、スイング、ウッディーとルートはさまざま。どのコースを滑っても、眼下には石狩湾を望みながらの「絶景ダウンヒル」を満喫できます。
エコークワッドで山頂のパウダーを攻略
「せっかくのパウダーでイッキ滑りはもったいない」という方は、中腹から山頂に上るエコークワッドを活用しましょう。バーンが荒れる前に雪質最高の山頂付近を集中攻略するという「朝一番のおいしいところ取り」の滑りができます。リフトに乗ったら、ちょっと後ろを振り返ってみてください。皆さんの背後にはゲレンデよりさらに上のアングルから眺めるダイナミックな石狩湾の風景が目に飛び込んできます。思わずポケットからスマホを取り出したくなるかもしれませんが、絶景に気を取られて大切なスマホを落とさないようにくれぐれもご注意を。
ビギナーやファミリー層に優しいメルヘンコース
「山頂からの絶景を見てみたいけど、まだまだ腕に自信がないので……」というあなたでも心配はご無用。スカイキャビン降り場の左手にはビギナー向けの林間コース〜メルヘンコースが設置されています。
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センターのメインゲレンデを大きく回り込むこのコースは平均斜度8度、最大でも12度。ビギナーや子ども連れのファミリー層にとって優しいコース設計となっており、ここではスキーのレベルを気にせず誰もが全長3.6kmというロングクルーズを楽しむことができます。
え、これがゲレ食!? 街中顔負けのイタリアングルメ
「滑り疲れてちょっとお休みを」という時は、山頂のゴンドラステーション横にあるおしゃれなカフェ「SKS INTERNATIONAL Cafe」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 店内ではミートパイやオーガニックコーヒーといったメニューが用意されており、カウンター席の正面に広がる山頂からの雪景色を楽しみながら軽食をとることができます。各種メニューの中でのイチオシはプレミアムソフトとアフォガード。江丹別・伊勢ファーム直送のグラスフェッド低温殺菌ミルクを100%使用し、イタリア最高峰のマシンとされる「カルピジャーニ」で作られたこのソフトは絹のように滑らかな口あたり。
上にかけられたほろ苦い珈琲との相性も抜群。街中なら行列ができるクオリティーのイタリアンスイーツを「山頂からの絶景」を眺めながらいただけるおすすめのカフェです。
ゲレ食といえばラーメンやカツカレーが定番ですが、ここはひとつ、イタリアンでおしゃれにキメてみましょう。となると、今日のランチは迷うことなくピザ&パスタレストラン「ウッドペッカー」に直行。
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待つこと十数分、焼きたてのマルゲリータが出てきます。ピザの耳を持って大切に一片をつまみ上げると、トロトロに溶けたチーズが糸を引き、大いに食欲をそそられます。
熱々のピザを口に入れると濃厚なモッツァレラとピザソース、バジルの風味が交わり、モチモチのピザ生地が舌の上で妖しく蠢(うごめ)きます。「札幌街中にあるピザ専門店に勝るとも劣らない本格派」と感動しながら、舌がやけどしそうな熱々のピザを一気に平らげてしまうことでしょう。
景観よし、雪質よし、スイーツもランチもハイクオリティーと三拍子がそろい、しかも札幌からわずか60分という「お手軽スノーリゾート」の札幌国際スキー場。天気がいい日には気軽に訪れたい場所です。
【札幌国際スキー場の基本情報】
リフト券料金 ※( )内はWeb購入料金
大人:5800円(5500円)
中・高校生:3800円(3500円)
小学生:2800円(2500円)
シニア(60歳以上):4800円(4500円)
グランドシニア(65歳以上):4500円(4200円)
住所 札幌市南区定山渓937番地先
電話 011-598-4511
アクセス 札幌市内、定山渓温泉よりスキー場行きのバスあり。
営業期間 2024年12月〜2025年5月中旬を予定
営業時間 通常期間 平日9:00〜17:00、土日祝8:30〜17:00
お得な情報
1. 札幌市内や定山渓温泉からのバス往復料金がセットになった「バスパック」(事前予約必要)や定山渓温泉や朝里川温泉などの温泉入浴もしくはランチとセットになった「温泉入浴パック」、また昼食券がセットされた「ランチパック」がお得です。
2. たびたび行かれる方は、5回行くと次回一日リフト券が無料となる「くるトク」クラブ(入会無料)がおすすめです。
3. 北海道在住のシニアの方(60歳以上)は「シニアDAY」が狙い目! 毎週木曜日(一部の日を除く)はリフト券が3000円となります。
※本記事の内容は2025年1月の時点の情報です。最新情報は公式Webサイトなどでご確認ください
(文:大谷 修一(北海道ガイド))