レアル・マドリードがアタランタに所属するブラジル代表MFエデルソンに関心を寄せているようだ。7日、スペイン紙『アス』が伝えている。
昨シーズン限りで元ドイツ代表MFトニ・クロース氏が現役引退によりチームを去ったレアル・マドリードでは、中盤の再構築が急務となっている模様。遅くとも来夏の移籍市場で即戦力の獲得に動くと見られており、レアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディが有力なターゲットと報じられている。
しかし、スビメンディに対してはマンチェスター・シティやリヴァプールも関心を寄せており、複数メガクラブによる争奪戦が勃発する可能性も否定はできない。こうしたことから、レアル・マドリードはスビメンディ獲得失敗時に備えた“プランB”として、アタランタで活躍中のエデルソンに関心を寄せているとのこと。獲得の可能性を探るべく、すでにアタランタへの最初の接触が行われたようだ。
現在25歳のエデルソンはクルゼイロやコリンチャンスなど母国のクラブを渡り歩いた後、2022年1月にサレルニターナへ完全移籍で加入。すぐさま主力に定着し、シーズン後半戦だけで公式戦15試合に出場すると、同年夏にはアタランタへ活躍の場を移した。同クラブではここまで公式戦通算115試合出場10ゴール3アシストという成績を残し、昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)制覇にも貢献。今年6月にはブラジル代表デビューも飾った。
なお、エデルソンに対してはルベン・アモリム監督の下で再出発を切ったマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せている模様。2027年6月末までの契約を締結しているアタランタは、移籍金として5000万ユーロ(約81億円)から6000万ユーロ(約98億円)を要求する可能性が高いと報じられている。