J1・横浜F・マリノスが11日、日産グローバル本社で新体制発表会を行った。昨季は1か月5試合ペースで、公式戦61試合を戦うタフなシーズンとあり、リーグ戦で9位、ACL準優勝、天皇杯、カップ戦で3位と、タイトル獲得はならなかった。
今季3大会ぶりのJ1優勝、初のアジア制覇を目指すF・マリノスは、新監督にスティーブ・ホーランド氏（54）を招聘。Jクラブでは初めての指揮となるが、2011年から17年までプレミアリーグの名門・チェルシーでヘッドコーチを務め、イングランド代表ヘッドコーチとして18年のロシアW杯でベスト4、22年カタールW杯でベスト8入りに貢献した実力者だ。
ホーランド新監督は登壇すると「コンニチワ」と日本語で挨拶。「素晴らしい国に来ることが出来て嬉しい。今シーズンの戦いと、スタジアムで皆さんに会えること、日本そしてアジアに轟かせる声援を楽しみにしている。素晴らしいクラブ、皆様と一丸となって今シーズンを戦えること、自分も含めて選手一丸となって皆様と戦っていきたい」と、新たなシーズンへの意気込みを語った。
選手では、2年連続得点王に輝いたアンデルソン・ロペス（31）に加え、エウベル（32）、ヤンマテウス（26）のブラジル人トリオが残留。19年のJ1優勝に貢献した朴一圭（35）がサガン鳥栖から5年ぶりに復帰し、川崎フロンターレから遠野大弥（25）、京都サンガから鈴木冬一（24）といった即戦力の補強も行い、今季の戦いに臨む。
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