トラックを改造して“冒険用”キャンピングカーを作るタイムラプス動画が、YouTubeで「美しい構造」「欲しいです」などと反響を呼んでいます。
●“小さなリビング”にこだわるキャンピングカー
動画を投稿したのは、“小さなリビング”に情熱を燃やす海外の人気YouTubeチャンネル「Tiny Home Tours」。完成したばかりという冒険を楽しむための要素が盛り込まれた自作キャンピングカーを紹介しています。
ベースとなっているのは、フォード・F550というトラック。数週間かけて探し出した中古車を購入し、居住スペースに使うコンテナを乗せました。
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チームメンバーが集まり、工房に車両を持ち込んで改造が始まります。本格的に手を加える前に、まずは塗装作業を実施。後から塗装するよりも、先に塗装をしてしまった方が効率が良いそうです。
何度も調整を重ねた塗装作業を終えて、レッドブラウンに仕上がったカラーリングにチームメンバーも納得の様子です。
●窓やドアを取りつけて居住スペースに
次に手を付けるのは居住スペースとなるコンテナの改造です。事前に作っておいた図面を元に、窓やドアといった切り出しが必要な部分にしるしをつけて、電動ノコギリで切っていきます。
パテを盛って強度補強材と専用の窓枠キットを設置し、クランプで圧着。今回のキャンピングカーでは、できるだけ多くの自然光を取り入れたいと考えているそうで、運転席上部にも小窓を配置し、運転席側にはキッチン部分に大きな窓を、助手席側にもソファー付近に大きな窓を配置する計画だといいます。
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コンテナの運転席側に大きなドアを設置し、緊急避難時に車内から運転席部分と繋がる窓も設置します。
コンテナの天井部分にアルミ材を切り出して作ったルーフラックを取り付けて、ソーラーパネル5枚と照明を設置。日除け用のオーニングや換気用のファンダクト、12Vのエアコンなども取り付けました。
最後はコンテナの内装工事に着手。壁、床、天井に断熱材を貼り付けてから中間材を敷き詰め、その上から合板製のパネルを壁として設置していきます。
電源BOXやインバーター、バッテリーなどを積み込んで配線作業を行い、天井に照明を設置。キャビネットなどの家具を取り付けて、キッチンやトイレ、シャワーといった水回りを構築します。
冷蔵庫やシンクといった設備も用意して、最後は寝心地の良さそうなベッド、立派なソファーを配置して完成です。
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外から見た印象はミリタリーテイストのかっこいいキャンピングカー。中に入るとくつろげる空間が広がっていて、長期間の冒険も疲れ知らずで楽しめそうですね。
●「見た目も美しく、非常に実用的なデザインです!」といった称賛の声
ロマンを感じるキャンピングカーの仕上がりに、YouTubeのコメント欄には「美しい構造、装飾が大好きです」「うわー 欲しいです…もちろん自分の好みで…素敵です!」といった反響が寄せられています。
「Tiny Home Tours」では、さまざまなキャンピングカーを紹介する動画のほか、救急車や箱型トラックの改造車、RV車、輸送用コンテナなどの動画をを投稿しています。
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