【春高バレー】共栄学園が優勝、東京対決ストレートで制し予選負けの借り返す エース秋本美空躍動

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2025年01月12日 12:46  日刊スポーツ

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共栄学園対下北沢成徳 優勝を決め喜ぶ共栄学園の選手たち(撮影・野上伸悟)

<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー)女子:共栄学園3−0下北沢成徳>◇12日◇最終日◇決勝◇東京体育館



共栄学園が東京対決を制し、05年度大会以来19年ぶり3度目の頂点に立った。


前回大会準優勝で8年ぶりの覇権奪還を狙った下北沢成徳にストレート勝ち(25−11、25−21、25−22)。昨年11月の本大会東京予選で敗れた借りを返し、悲願を果たした。


第1セットは、12年ロンドン五輪銅メダルの愛さん(旧姓大友)を母に持つ大エースの秋本美空(3年)が、スパイクにブロックと立ち上がりから絶好調で5−1と先攻。9−4の場面では木村響稀(3年)が、3連続得点でリードを広げた。中盤に3連続失点で流れを失いかけたものの、7−13から木村のサービスエースなど一気の7連続得点で突き放す。最後はセットポイントから秋本が強烈なバックアタックを決め、25−11でこのセットを奪った。


第2セットは、大量リードで奪った第1セットから一転。中盤まで一進一退の攻防となった第2セットは、12−11の場面から4連続失点で逆転を許した。だが、15−16でリリーフサーバーとして登場した平須賀理世(2年)が流れをもたらした。フローターサーブで相手守備をかく乱。秋本のブロックやライトからのスパイクなど5連続得点で再逆転した。そのまま得点を重ねて迎えたセットポイントでは、1年の山下裕子が軟打を決めて連取に成功した。


第3セットも勢いは変わらなかった。6−7から宇都木乃愛(3年)の3連続得点で主導権を握ると、後半に5連続失点で19−19と追いつかれたものの冷静だった。相手のミスをしっかりと見極めて勝ち越すと、秋本のスパイクでマッチポイントを握る。最後も、エースが決め、高校日本一をつかみとった。

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