【バスケ】宇都宮ニュービルがフェースガードを脱ぎ捨て7連勝に貢献、東地区首位堅持

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2025年01月12日 20:22  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

宇都宮対秋田 前日11日の試合で鼻を負傷しながらもハードなプレーでチームの勝利に貢献した宇都宮のニュービル(撮影・沢田啓太郎)

<バスケットボールBリーグ1部(B1):宇都宮96−87秋田>◇12日◇第17節◇ブレックスアリーナ宇都宮



まさにプロ魂だ。


宇都宮ブレックスのD.J・ニュービルは試合開始から2分も経たないうちに、装着していたフェースガードを脱ぎ捨てた。


前日101失点した秋田に試合当初から強度を高められ、いきなり8連続失点。前日に接触プレーで鼻を負傷していたニュービルだが、相手に弱みをみせる事を嫌い、素顔のままでコートに戻った。


「チームのために自分のやれることをやろうと思っただけ」


自分にもチームにも「カツ」を入れ、それ以上離されることを阻止。接戦に持ち込むと、第3クオ−ター(Q)終了間際には、ブザービーターの3点シュートを決めて同点。第4Q終盤にもダメ押しの3点シュートを決める。21得点でチームの7連勝に大きく貢献した。


昨季のシーズンMVP男は自他共に認める負けず嫌い。「毎日1%ずつうまくなる」が口癖だ。相手もそうだが、何より昨日までの自分に負けるが大嫌い。「いつでも自信を持ってプレーしているよ」。ちょっとそっとの負傷では、ニュービルの負けじ魂をそぐことはできない。


もう1人の勝利の立役者はアイザック・フォトゥ。グラント。ジェレットが家庭の事情で米国に一時帰国しているため、2試合連続で先発出場し、この日はBリーグではキャリアハイの30得点をマークした。


「グラントがいないところをチーム全体でカバーできた。それぞれの役割を果たした」


ギャビン・エドワーズが抜けた時も全員でカバーし、負けなかった。チームの総合力は確実に上がっている。


「オフェンスに関してはここ6試合、目指しているバスケができている。いい状態だと言える」


シーズン半分の30試合を消化し、25勝5敗。ケビン・ブラスウェル・ヘッドコーチも手応えを感じる折り返しの一戦だった。【沢田啓太郎】

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