ある液体を使って、色のない白い炎を作り出す実験動画がYouTubeで1300万回以上も再生され、多くの関心を集めています。
●いろんな色の炎
動画を投稿したのはカナダ出身の化学実験系YouTuber、ナイル・レッドさん。一般的に炎の色と言えば、赤やオレンジ色を想像すると思いますが、ナイルさんはさまざな溶液や物質を用いて緑色や青色の炎を見せてくれました。
最初に用意したものは、ホウ酸水にメタノールを加えた溶液。これに火を付けてみると、なんとも鮮やかな美しい緑色の炎が!
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次に用意したのは硫酸銅水溶液にアルミ箔を入れたビーカー。火を付けてみると目の覚めるような真っ青な炎が燃え上がります。
そして最後にモータースポーツ用の燃料としても使用される有機化合物の一種であるニトロメタンにメタノールを加えて火を付けてみることに……。すると暗い室内で幻想的にゆらめく白い炎が燃え上がったのです。
●「実際の炎とは思えない」
微かに黄味がかってはいるものの、ほぼ白色の炎にナイルさんは思わず「実際の炎とは思えない」と呟いています。確かにあまり目にすることのない白い炎は、まるでコンピューターグラフィックで作った映像のようにも見えます。
ナイルさんのYouTubeチャンネル「NileRed」には、この記事の執筆時点で800万人以上の登録者がおり、パープルゴールドを作ったり透明な木材を作る実験動画などが投稿されています。
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また、ナイルさんの別チャンネルYouTubeチャンネル「NileBlue」には、科学実験の他にも60年以上も前の水の入った缶を開けて見てみる動画などが投稿されており、多くの人を楽しませています。
画像はYouTubeチャンネル「NileRed」から
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