アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
FAカップ3回戦が12日に行われ、アーセナルはホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦。52分にブルーノ・フェルナンデスに先制点を許したが、61分からディオゴ・ダロトが退場したことにより数的有利に立つと、直後の63分にはガブリエウ・マガリャンイスが同点弾を挙げた。そのまま勝ち越したいアーセナルだったが、マルティン・ウーデゴーアのPK失敗も響いて1−1のまま90分が終了すると、延長戦でもスコアは動かず、1−1で120分が終了。その後のPK戦を3−5で敗れ、敗退となった。
数的有利の時間が長かったものの、敗れる結果に終わった試合後、アルテタ監督は「信じられないことだ。パフォーマンスとポジションの関係で私たちがやったことを見れば、この試合の勝利は当然のことであるのは明らかだった」と嘆きながら、次のように振り返った。
「現実は私たちが敗退したということで、それでのみ評価される。だが、内心ではそうは思えない。私は選手を愛している。チームを愛しているし、彼らの素晴らしさと働きを愛している。1000試合のうち1試合で負けなければならない試合があったとしたら、おそらくこれがそれだったと思う」
「このことも理解しなければならない。これは私たちの業界、試合の一部であり、前に進むしかない。水曜日には大きな試合があるから、後悔している時間はない。これはフットボールであり、物事が自分の思い通りにいく必要があるけど、今夜はそうはならなかった」
「PK戦になればコイントスのようなものでどちらに転ぶかはわからない。素晴らしいチームだ。選手たちのことを誇りに思っているし、愛している。これ以上の誇りはない。彼らが発揮したパフォーマンス以上のことを求めるのは非常に難しいからだ。だが、ボールはネットに入れなければならず、相手を打ち破らなければならない。それが現実だ」
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