クリスタル・パレスをオリヴァー・グラスナー監督が、チェルシーからのレンタル移籍で加入しているイングランド人DFトレヴォ・チャロバーの欠場理由について言及した。12日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在25歳のチャロバーはU−9からチェルシーの下部組織に在籍し、ハダースフィールドやロリアン(フランス)などへのレンタル移籍を経て、2021年8月にトップチームデビューを飾った。これまでトップチームでは公式戦通算80試合出場で5ゴール1アシストを記録し、2022年11月には1年の延長オプションが付随した2028年6月30日まで契約を延長した。
そんなチャロバーは昨夏のプレシーズンツアーのメンバーに含まれず、退団が既定路線となると、クリスタル・パレスにレンタル移籍となった。ここまで公式戦14試合に出場して3ゴールを記録するなど、センターバックの一角として活躍している。
しかし、所属元のチェルシーでフランス代表DFウェズレイ・フォファナと同代表DFブノワ・バディアシルが負傷離脱となっている状況から、守備陣の補強に動いており、クリスタル・パレスに所属するイングランド代表DFマルク・グエイとともに、チャロバーの復帰の可能性を検討していることが報じられている。
そのような状況のなか、12日に行われたFAカップ3回戦のストックポート・カウンティ(3部)戦(○1−0)でチャロバーはメンバーから外されたことにより、チェルシー復帰の可能性が高まっている可能性が指摘されている。
チャロバーの状況について聞かれたグラスナー監督は「説明するのは難しいが、これは私たちが対処しなければならなかった契約上の問題であり、それが彼がプレーしなかった理由だ」と語ると、次のように続けた。
「私は弁護士ではないが、このラウンドでプレーできると言われた。でも、正直言って、それほど明確ではないと言わざるを得ない。だから、プレーしない方が良かった」
「チャロバーが(残留を)望んでいるのはわかっている。私たちもそう望んでいる。移籍期間はまだ時間がある。いつものように何が起きてもおかしくはない。だが、私に聞かれたら、このチームで一緒にいてほしいと思っている。トレヴォも、マルクも残留を望んでいるのはわかっている。もちろん、(チャロバーの欠場は)望んでいたことではないが、監督としては1年を通しての課題に対処しなければならないものだ」
【ハイライト動画】クリスタル・パレスvsストックポート・カウンティ