PSG移籍の可能性が報じられているクヴァラツヘリア [写真]=Getty Images パリ・サンジェルマン(PSG)がナポリ所属のジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアの獲得に近づいているようだ。13日、フランス紙『レキップ』やイタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
報道によると、PSGとナポリはクヴァラツヘリアの移籍に関して基本合意に達したとのこと。移籍金は7000万ユーロ(約113億円)にアドオンを加えた金額になる見込みで、現在は契約の詳細部分についての調整が進められているという。また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、選手側は5年契約の締結でPSGと合意に達していると指摘。現時点では両クラブのオーナーの最終承認を待つのみとなっているようだ。
現在23歳のクヴァラツヘリアは母国のディナモ・トビリシの下部組織出身で、2017年9月にトップチーム昇格を果たした。その後はロシアのロコモティフ・モスクワやルビン・カザンなどを経て2022年夏にナポリへ加入し、ここまで公式戦通算107試合で30ゴール29アシストをマーク。2022−23シーズンのセリエAでは12ゴール13アシストを記録し、MVPを受賞するとともにチームの優勝に大きく貢献した。
今シーズンも攻撃の主軸としてチームを牽引しているクヴァラツヘリアだが、アントニオ・コンテ監督は今月に入り「彼は言葉を濁さずにクラブに売却を要求した。個人的には非常に残念に思っている。なぜなら、私は6カ月間、クヴァラをプロジェクトの中心に据えようと努め、彼と協力して素晴らしいことを成し遂げられると示してきたし、クラブとも6カ月間契約更新に取り組んできたからだ」と明言。同選手が今冬の移籍を希望していることを認めていた。
なお、ナポリはクヴァラツヘリアの退団に備え、マンチェスター・ユナイテッド所属のアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョやトッテナム所属のドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの2名をリストアップしているという。