堂安律が今季6点目も…フライブルクは逆転負け、フランクフルトがマーモウシュら大量4発

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2025年01月15日 07:12  サッカーキング

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マーモウシュ(左)は今季15点目 [写真]=Getty Images
 ブンデスリーガ第17節が14日に行われ、フライブルクは敵地でフランクフルトと対戦した。

 前節終了時点で8勝3分5敗の成績を残し、勝ち点「27」を積み上げて6位につけるフライブルク。4位のライプツィヒとは勝ち点差がわずかに「3」という状況で、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得も狙える位置だ。

 今節はライプツィヒと同じ勝ち点「30」を積み上げながら、得失点差の関係で3位につけるフランクフルトとの上位対決。フライブルクに所属する堂安律は右サイドの2列目でスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は立ち上がりからお互いに探り探りのような状況が続いたが、徐々にフランクフルトがチャンスの数を増やしていく。ウーゴ・エキティケやマリオ・ゲッツェらがゴールに迫るが、決定的と言えるものは少ない。

 対するフライブルクは、チャンスはおろかゴール前まで入っていくシーンも限られていたが、37分には日本代表アタッカーが大仕事。フライブルクは敵陣左サイドでのスローインからブロックの外でボールを繋ぎ、マックス・ローゼンフェルダーが長いボールを送る。これはボックス内で跳ね返されたものの、こぼれ球をメアリン・レールが拾って右を広げると、待っていた堂安はエレン・ディンクチとのパス交換からリターンパスを受けようとボックス右へ走り抜けるが、ここでは出てこない。それでも、右サイド大外のレールにボールが渡り、クロスボールが送られると、うまくマイナスのポジションへ入った堂安がダイレクトで仕留める。堂安の5試合ぶり今季6点目で、フライブルクが先手を取った。

 ホームチームとしては1点を追いかける難しい展開を強いられたが、1点ビハインドのままハーフタイムに投入することは許さない。43分、オマル・マーモウシュの蹴った左コーナーキックをロビン・コッホが頭で沈め、同点に追い付いてハーフタイムに突入した。

 後半へ入ると、立ち上がりからフランクフルトの時間が続く。この姿勢は65分に結実。敵陣低い位置でボールを持ったコッホが左サイドへ広げると、大外で待っていたアルトゥール・テアテはダイレクトで中央へ差し込む。ニアゾーンでボールを受けたナサニエル・ブラウンがマイナスへ折り返すと、フリーになったマーモウシュが右足でフィニッシュ。シュートはブロックされたが、こぼれ球をマーモウシュ自ら沈め、“エース”の今季15点目でフランクフルトが逆転に成功した。

 このゴールで勢いに乗ったフランクフルトは71分、自陣でボールを奪い返した場面で、ゲッツェがスルーパスで一気にひっくり返す。抜け出したエキティケがGKとの1対1を難なく仕留め、見事なカウンターが完結。フランクフルトが勝利を手繰り寄せると、終盤に入った81分にはマーモウシュとの連携で右サイドを破ったナムディ・コリンズがトドメの4点目を奪った。

 試合はこのままタイムアップを迎えた。フル出場した堂安のゴールで、フライブルクが先制したものの、ホームチームが好調の所以を示し、4−1で勝利。2連勝で再び連勝街道へ戻った。

 次節、フライブルクは18日に敵地でチェイス・アンリが所属するシュトゥットガルトと、フランクフルトは17日にホームでドルトムントと、それぞれ対戦する。

【スコア】
フランクフルト 4−1 フライブルク

【得点者】
0−1 37分 堂安律(フライブルク)
1−1 43分 ロビン・コッホ(フランクフルト)
2−1 65分 オマル・マーモウシュ(フランクフルト)
3−1 71分 ウーゴ・エキティケ(フランクフルト)
4−1 81分 ナムディ・コリンズ(フランクフルト)

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