プレミアリーグ第21節が14日に行われ、ノッティンガム・フォレストとリヴァプールが対戦した。
ここまで19試合を消化したリーグ戦で14勝4分1敗を記録し、1試合未消化ながら勝ち点「46」の首位に立つリヴァプール。アルネ・スロット監督の下で好調をキープする同クラブは、プレミアリーグで15試合無敗と圧倒的な強さを見せている。今回敵地で激突するのは、今季のリーグ戦で唯一敗戦を喫した3位ノッティンガム・フォレスト。“ダークホース”として大きな飛躍を遂げている相手に前回対戦時のリベンジを狙う。今節注目を集める上位対決で日本代表MF遠藤航はベンチスタートとなった。
試合は8分にホームのノッティンガム・フォレストがスコアを動かす。中盤で空中戦が連続し、カラム・ハドソン・オドイが浮き球のボールを回収。すぐさま前に繋ぐと、アンソニー・エランガがボックス左角方向にスルーパスを送る。膨らみながらボールを受けたクリス・ウッドがダイレクトで狙うと、左足から放たれたシュートがゴールイン。グラウンダーで枠内に流し込み、エースの得点でノッティンガム・フォレストが先制した。
立ち上がりから動いたゲームだったが、以降はこう着状態に。リヴァプールはノッティンガム・フォレストの3倍となる9本のシュートを記録したが、枠内数は0本と不本意な形でハーフタイムを迎えた。
リヴァプールのスロット監督は65分に最初の選手交代を実施。すると、投入直後のコスタス・ツィミカスとディオゴ・ジョッタがファーストプレーで結果を残す。66分、右サイドで得たコーナーキックのキッカーはツィミカス。左足でゴール前にインスイングのクロスを入れると、ジョッタが打点の高いヘディングでネットを揺らす。指揮官の采配的中でリヴァプールが同点に追いついた。
攻勢を強めるアウェイチームは、70分にビッグチャンスを創出。敵陣右サイドで組織的なプレスを行い、モハメド・サラーがボールを奪取。ペナルティエリア内に走り込むジョッタに繋ぐと、巧みなタッチで自身の左脇から迫るマーカーを剥がす。しかし、左足で放ったシュートはGKマッツ・セルスが鋭い飛び出しでセーブ。リヴァプールが決定機を逃した。
その後も再三にわたってゴールを脅かしたリヴァプールだったが、ノッティンガム・フォレストの守護神GKセルスがビッグセーブを連発。結局、そのまま試合は1−1で終了し、互いに1ポイントずつを分け合った。なお、遠藤に最後まで出番は訪れなかった。次節、ノッティンガム・フォレストは19日にホームでサウサンプトンと対戦。リヴァプールは18日にアウェイでブレントフォードと対戦する。
【スコア】
ノッティンガム・フォレスト 1−1 リヴァプール
【得点者】
1−0 8分 クリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト)
1−1 66分 ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール)