“日本人コンビ”伊東純也&中村敬斗と“10番”南野拓実が激突! PK戦の末にスタッド・ランスが仏杯16強入り

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2025年01月15日 08:13  サッカーキング

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PK戦でキックを成功させた中村敬斗 [写真]=Getty Images
 クープ・ドゥ・フランスのラウンド32が14日に行われ、スタッド・ランスとモナコが対戦した。

 3大会連続のベスト16進出を目指すスタッド・ランスは、2025年に入ってからの公式戦で2連敗中。今季開幕直後の好調ぶりは鳴りを潜めており、直近は不安定なパフォーマンスを露呈している。対するは、同じく序盤の勢いを失いつつあるモナコ。1990−91シーズン以来の優勝に向け、ラウンド32は敵地での一戦へと臨む。なお、スタッド・ランスに所属する伊東純也は右サイド、中村敬斗はセンターフォワードとして先発出場。モナコに所属する南野拓実は10番を背負って公式戦2試合ぶりの先発を飾った。

 試合は開始早々から日本人選手たちが存在感を放つ。4分に中村が左サイド背後のスペースに抜け出し、ボックス内のママドゥ・ディアホンへと横パス。マーカーとのコンタクトで流れたボールを中村がワンタッチで狙うが、惜しくもシュートは枠の上に外れた。7分にはスタッド・ランスが敵陣内でインターセプトし、ボックス手前でパスを受けた伊東が中村とのワンツーから右足を一振り。ゴール正面で決定的なシーンを迎えたが、ボールは枠の左に逸れてしまった。

 一方のモナコも、13分に最終ラインからボールを繋いでビルドアップ。右サイドに張ったヴァンデルソンへとパスがわたり、中央で待つブレール・エンボロにボールを送る。前を向いてスルーパスを出すと、反応した南野がDFラインの背後に抜け出す。冷静にゴールへと流し込んだものの、判定はオフサイドで得点は認められなかった。

 そんななか、45分にスタッド・ランスがスコアを動かす。ペナルティエリア左角でフリーキックを獲得し、テディ・テウマが左足でインスイングのクロスを供給。飛び込んできたセドリック・キプレが豪快なヘディングでネットを揺らして先制弾を挙げる。前半終盤に均衡を破ったスタッド・ランスが1点をリードしてハーフタイムに突入した。

 すると、70分にモナコが値千金の同点弾を奪う。右サイドでのコーナーキックはクリアされたものの、ボックス正面でこぼれ球を拾ったカッソム・ワタラが右に展開。途中投入されたミカ・ビエレスが右足で柔らかいクロスを送り、ゴール前で待つモハメド・サリスが頭で合わせる。ボールはGKの手をかすめて枠内に吸い込まれ、モナコがゲームを振り出しに戻した。伊東は直後の75分に交代となった。

 以降はスコアが動かず、規定により勝負はPK戦へ突入。先攻のモナコはカイオ・エンリケが1本目のキッカーを務めたが、スタッド・ランスのGKイェヴァン・ディウフが読み切ってストップする。スタッド・ランス最初のキックを担当するのは中村。GKの逆を突いて成功し、ホームチームが先行した。2本目もGKディウフが連続セーブを記録。スタッド・ランスはアミン・サラマが決め、リードを広げる。3人目は互いに失敗したものの、4人目は両チーム成功。これによりスタッド・ランスの勝ち抜きが確定し、ベスト16入りが決まった。

【スコア】
スタッド・ランス 1−1(PK:3−1) モナコ
 
【得点者】
1−0 45分 セドリック・キプレ(スタッド・ランス)
1−1 70分 モハメド・サリス(モナコ)

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