「子猫を引き取ってもらえないか」友人の一言から始まった物語 先住猫と心温まる“きょうだい愛”が話題に

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2025年01月15日 12:00  まいどなニュース

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つぶらな瞳が愛らしい子猫時代のれおくん(画像提供:保護猫のじん君さん)

元保護猫の男の子「れお」くん(取材時、2歳)。2022年7月21日、飼い主さんの家で新しい暮らしを始めました。

【写真】兄猫と飼い主さんに見守られて…凛々しいイケニャンへと成長しました

れおくんを迎え入れたのは、X(旧Twitter)ユーザー・保護猫のじん君さん(@hogoeko_Jin)。先住猫「じん」くんが待つ家で、れおくんは新たな家族として迎え入れられたのです。

れおくんが家族に加わることになったのは、飼い主さんの友人からの相談がきっかけでした。

「先住猫のじんを譲り受けた友人から『子猫を引き取ってもらえないか』と連絡がありました。里親募集をして大きな反響があったそうですが、見ず知らずの人のもとへ送り出すことに不安を感じたとのこと。愛嬌があってとびきりかわいい子だと話す友人の温かな気持ちを感じ取り、我が家でお迎えすることに決めました。それが、れおです」

愛情深い友人の気持ちに応える形で、れおくんは飼い主さんのもとへやってきました。

先住猫がお兄ちゃん的存在に! 心温まるふれあいの日々

新しい環境に戸惑うこともありましたが、先住猫のじんくんがれおくんの心の支えとなったようです。

「猫をお迎えするのはじんが初めてだったので、最初はお世話に戸惑うことも多くありました。でも、れおをお迎えしたときは私だけでなく、じんもお世話をしてくれたんです。とても助かりました」

じんくんは、れおくんの遊び相手にもなり、飼い主さんが仕事で留守の間も寄り添い続けていました。

「ふたりが仲良く過ごしている姿を見ると、本当に微笑ましい気持ちになります。日中、私がいないときも、れおはお兄ちゃんのじんと一緒に過ごしているようです」

れおくんにとって、じんくんは頼りになるお兄ちゃん。ふたりの絆は、日を追うごとに深まっていきました。

れおくんは、天真爛漫でストレートに気持ちを伝えてくる子だといいます。

「れおはじんのことが大好きで、かまってほしくてたまらないのですが、上手にアピールすることができなくてもどかしい思いをしているようです」

ふたりのやり取りは、まるでアニメのキャラクターを見ているような愛らしさがあるそうです。

「ふたりの姿を見ると、人気アニメ『トムとジェリー』を思い出します。素直でお茶目な猫のトムはじん、賢くて頭の回転が早いネズミはれお。毎日がとてもにぎやかです」

れおくんの天真爛漫さと、じんくんの穏やかな優しさ。ふたりの存在は、飼い主さんにとって何よりの癒しとなっています。

生きた証を残したい…ふたりへの想い

飼い主さんは、れおくんとじんくんの「生きた証を残したい」という想いからSNSを始めました。

「ふたりの名前を逆から綴って“おれんじ兄弟”と呼んでいます。ぜいたくな暮らしはできないかもしれないけれど、愛情だけはたっぷり注いでいるつもりです」

最後に、れおくんとじんくんへ向けて、飼い主さんはこう語ります。

「ふたりが天寿をまっとうするとき、『ママの子になって幸せだったよ』と思ってもらえるように、これからも仲良く過ごしていきたいです」

ふたりを想い、愛情を注ぎ続ける飼い主さん。これからもれおくんとじんくんの日々は、穏やかで温かな幸せに包まれていくことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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