“色水”を入れたペットボトルを振ってみると……　860万再生の実験結果に驚きの声「まるで魔法」「不思議だ」【海外】

　5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘！」。今回は2022年にYouTubeに投稿された「不思議な水」です。動画は記事執筆時点で860万再生を突破するなど注目を集めています。

【画像】実験結果を見る

　投稿者は、実験動画をメインに投稿している人気YouTubeチャンネル「NileRed」です。

●黄色い水をシャカシャカ振ると……

　今回の実験に使用するのは、“3つの物質”を溶かした水。エナジードリンクのような黄色い見た目をしていますが、この水をペットボトルに入れた状態でシャカシャカ振ると……？

　黄色い水は、たちまち赤橙色へと変化。さらに激しく振り続けると、赤橙色から緑茶のような緑色に変化しました。一体なにが起きているの……!?

　魔法のようにも見えるこの色の変化は、水に溶かした3つの物質のうちの1つ「インジゴカルミン」（青色2号）という着色料によるもの。酸素に反応すると色が変わるという性質を持ち、酸素の混ざり具合で黄色から赤、緑と変化するのです。つまり、ペットボトル内の空気と触れることでインジゴカルミンの酸化が進み、鮮やかな色の変化が起きたというわけですね。

●放置すると元通り

　インジゴカルミンのほかに加えた残りの物質とは、ブドウ糖と水酸化ナトリウム。動画の解説によると、アルカリ性溶液中のブドウ糖は還元力を持っており、相手の物質から酸素を奪う働きをするのだといいます。

　先ほど振った緑色の水をしばらく置いておくと、再び色が変化。酸化したインジゴカルミンが還元され、緑→赤→黄色と先ほどとは逆転した反応が観察できました。

　この色の変化は何度でも繰り返し楽しめるのだとか。化学の巧妙な仕組みが組み合わさった不思議な水は、目の前にあったら大人も夢中になって遊んでしまいそうですね。

●「まるで魔法」と大反響

　この動画に対し、コメント欄では「素晴らしい実験」「めちゃくちゃすごい」「まるで魔法」「面白い！」と絶賛の声が寄せられていました。

　YouTubeチャンネル「NileRed」はこのほかにも、面白くてためになる実験動画を多数公開しています。