遺産相続の手続きのために依頼者から預かっていた現金3200万円を着服したなどとして、神奈川県の行政書士の男が栃木県警に再逮捕されました。
再逮捕されたのは、川崎市の行政書士・野口雅広容疑者(53)です。
警察によりますと、野口容疑者は2019年、栃木県に住む女性(50代)から伯母の遺産相続に関する手続きを依頼されました。
女性の伯母は、生前、知人の男性から金を借りていて、野口容疑者はその金を返済するためとして現金3200万円を女性から預かり、そのまま着服した業務上横領の疑いがもたれています。
また、野口容疑者は女性に対し、「知人の男性から借金の利息の支払いを求められている」などとうそをついて、利息の名目で480万円、さらにこの業務の報酬として32万円、あわせて512万円をだまし取った詐欺の疑いももたれています。
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野口容疑者は取り調べに対し、「間違いありません。競馬や自分の借金返済などに使いました」と容疑を認めているということです。
野口容疑者は同じ女性から預かった現金60万円を着服したとして、すでに逮捕・起訴されていて、警察はさらに余罪があるとみて捜査しています。