「周りの先輩たちとかによくしてもらっているので、とてもやりやすい環境でできています」。
ロッテのドラフト4位・坂井遼(関東第一高)は、ここまで充実した新人合同自主トレを送っている。
キャッチボールを見ると、左足を高く上げたり、少し突っ立ち気味で投げたり、新人合同自主トレ2日目には何球かサイドスロー気味に投げたりと、いろんなフォームで投げている。
キャッチボールで意識していることについて「自分は独特なフォームなので、それにあった感じで。タイミングというのもあるので、そこを確認しながら色々なことをやっています」と説明。
サイドスロー気味に投げていたのも、確認の意味で投げていたのだろうかーー。
「そうですね、腰の周りが鈍かったなという時はサイドスロー気味で、横の回転を意識して投げているという感じですね」。
「上(上半身)だけで投げるというよりも、どんな形でも投げられる方が、ピッチャーなんですけど怪我予防とかになると思うので、はい。そういう感じです」と、学生時代からいろんなフォームでキャッチボールを行っていたとのことだ。
また、キャッチボールを見ているとポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希のように、くの字ステップになっている。「佐々木朗希選手は、くの字で、自分とちょっと似ている。自分が真似させてもらっているところがあるので、そこを見たりしています」と佐々木朗希の映像を見たりすることもあるそうだ。
◆ プロ野球選手としての生活がスタート
昨年12月4日に行われた新入団選手発表会で、「1年目、2年目はしっかりとした体づくりを目標にしつつ、一軍に早く上がる目標を掲げながら、憧れられるような選手になりたいと思います」と目指したい投手像について語っていた。
新人合同自主トレもスタートし、プロ野球選手としての生活が始まった。2月の春季キャンプまで残り2週間前後。春季キャンプに向けて、この先の自主トレでは「怪我なく、キャンプからが本番と言われているので、少しずつ慣らしていけたらいいなと思います」と話した。2月1日に最高の状態でスタートが切れるように、準備を進めていく。
2月の春季キャンプまで残り2週間前後。春季キャンプに向けて、この先の自主トレでは「怪我なく、キャンプからが本番と言われているので、少しずつ慣らしていけたらいいなと思います」と意気込んだ。
▼ 坂井遼プロフィール
背番号:62
生年月日:2006年5月8日生
守備位置:投手
身長 / 体重:178センチ / 78キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:関東第一高−ロッテ(4位)
取材・文=岩下雄太