去年の夏の都知事選で得票数2位となった石丸伸二氏。今年の夏の東京都議選に向け、地域政党「再生の道」を立ち上げたと発表しました。どんな狙いがあるのでしょうか?
地域政党『再生の道』 石丸伸二代表
「新たな地域政党の名前、それは『再生の道』です」
広島県の安芸高田市の前市長・石丸伸二氏(42)。今年の夏の東京都議選に向け、地域政党「再生の道」を立ち上げたと発表しました。
地域政党『再生の道』 石丸伸二代表
「改善、改革、変革、色々な言葉はあるんですが、この日本をよみがえらせる、その意味を込めて『再生』とつけました」
石丸氏は去年7月の都知事選に出馬し、SNSなどを駆使して支持を拡大。小池知事に次ぐ165万票を獲得しました。
|
|
なぜ今回、地域政党を立ち上げたのでしょうか?
地域政党『再生の道』 石丸伸二代表
「この新党で目指す、平たく言えば『政治屋の一掃』です。なぜ東京かと言えば、東京が有利だからです。おそらく『石丸伸二』という名前が一番通っているのはここ」
石丸氏は42の選挙区すべてで候補者の擁立を目指すとしたうえで、きょう午後5時から候補者の公募を開始。党としての政策は「各人の判断に任せたい」などとしています。
地域政党『再生の道』 石丸伸二代表
「大事なのは、これまで政治に関わっていなかった人たちが関わり始める。そして、スムーズに出ていく。広く国民の政治参加を促すと。そして、それぞれの自治体の自主性、自立性を高める」
当選した議員の任期については、2期8年を上限とするとしています。
|
|
また、今回の会見は当初、都庁記者クラブで行う予定でしたが、最終的に別の会場に変更。その理由について…
地域政党『再生の道』 石丸伸二代表
「記者クラブ宛に出した案内がネットに出ていたと。記者クラブで開催しようとすると、色々な人が来られるようになってしまったと」
石丸氏側は会見への参加条件として、▼記者クラブに所属していないメディアに関しては事前許可制、▼登録者数100万相当の媒体を有しているかどうかなどとし、会見には50社ほどが集まりました。
注目が集まる石丸氏に都民からは…
50代
「既得権益をぶっ壊してくれるなら誰でもいい。今の政治が変わる流れを作ってくれるなら、期待する」
30代
「人の心を掴むような話し方すると思うんですけど、具体的にこんなことをやりますというのが伝わるように発信していただきたい」
|
|
自身は都議選に出馬しないとしていますが、今年の夏、再び“石丸旋風”を巻き起こせるのでしょうか。