風邪で苦しいはずの保護子猫→薬を与えようとしたら……　突然見せた“意外な表情”に「かわいすぎて涙出てきた」

　一度は生死の境をさまよい、なんとか一命をとりとめた人なつこい子猫が仏のようなお顔で薬を受け入れる様子がYouTubeに投稿されました。動画は、記事執筆時点で11万回以上再生されています。

【画像】意外な表情

　動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「《あつし》Channel@猫たちと一緒」。人間の「あつし」さんが、猫の「ティガー」くん、「ロビン」くん、「ベル」ちゃん、そして2021年4月に旅立った「ニック」くんとともに、YouTuberとして活動する日々を公開しています。

　2024年末、そんなあつしさん宅に、新メンバーとなる子猫「チップ」くんが加入しました。チップくんは、あつしさんがボランティアをしている保護猫団体があつしさん宅の近所で保護した子猫です。しかし、ここに来るまでに壮絶な体験をしたようで……？

　チップくんはおそらく生後3カ月くらい。捨て猫というよりは野良猫が産んだ子猫だと思われるとのこと。保護されたときは野生動物にやられたのか内臓までダメージを負い、一時は生死の境をさまようような状態だったのだとか……。しかし、驚異的な回復力を見せてなんとか一命をとりとめ、この日、あつしさん宅にやって来ました。

　保護、入院、退院を経て、保護されたときからは考えられないほど元気になったチップくん。しかし、入院中に使った強い薬の副作用なのか猫風邪をひいてしまい、重度の鼻づまりの症状が出てしまっています。

　鼻が詰まりすぎると息苦しくてごはんを食べることもできないため、しばらくは点眼薬と点鼻薬をさし、粉薬も服用して猫風邪の治療をしていくそうです。

　出会ってまだ数時間にもかかわらず、あつしさんにべったりと甘えるチップくんは言葉にできないほどのかわいさ。そんなチップくんのかわいさにすっかりメロメロ、べたぼれ状態になってしまったあつしさんなのでした。

　そんなチップくんの好感度が下がってしまう可能性があることも覚悟したうえで、いよいよ目と鼻に薬をさすことに。思い切って首の後ろを保定すると……チップくんは暴れることもなく、大人しく目薬を受け入れてくれました。

　あつしさんはそんなチップくんの姿を見て、もともと目薬などをさすことが平気だったというより、保護されてから現在までさまざまな治療を受け続けた結果、治療されることが日常になっているのかもしれないと語ります。治療が日常になるほどの経験をしてもなお、人間を信頼して甘える姿はたまらなくいとおしいですね。

　目薬がしっかりとなじんだら、次は点鼻薬をさしていきます。さすと苦しくなるからなのか、点鼻薬を嫌がる猫が多いそうですが……もう一度首の後ろを保定すると、「もうだめだぁ……」と言っていそうな、あるいは仏のように何かを悟ったお顔で点鼻薬も受け入れてくれたチップくんなのでした。

　薬の後は目をしょぼしょぼさせつつ、あつしさんにもらった液体のおやつを食べるチップくん。液体タイプのおやつに慣れていないのかちょっぴり下手くそとも、お上品とも表現できそうな、なんとも独特な食べ方がまたいとおしいです。

　チップくんにおやつの味を覚えてもらった後は、おやつに粉薬を混ぜて与えてみることに。おやつに粉薬を混ぜてあげてみると……チップくんは特に警戒することなく、しっかりと薬入りのおやつを完食してくれました。

　お迎え初日ですが、目薬、点鼻薬、粉薬を全て拒絶することなく、仏のようなお顔で受け入れてくれたチップくん。早く猫風邪が完治して息苦しさがなくなり、全力で遊んだり、ご飯を食べたりできるようになるといいですね。

　あつしさんが「多分猫生100万回繰り返してるくらい楽すぎる」と表現するほどおとなしいチップくんの様子に、コメント欄では「点鼻薬、点眼薬されても抱っこされて幸せそうなの尊いな……」「点鼻薬打った後のお顔が招き猫すぎて、いっぱい幸せ運んでくれそうな子だぁ」「動画で余りにも甘えるの可愛すぎて、口からかわいいしか出てこないww」「冗談抜きでかわいすぎて涙出てきた」といった声が上がっています。

　あつしさんと猫たちの日常は、YouTubeのメインチャンネル「《あつし》Channel@猫たちと一緒」とサブチャンネル「《あつし》ん家!!〜ティガロニべ屋〜」、Xで公開中です。

動画提供：YouTubeチャンネル「《あつし》Channel@猫たちと一緒」