コパ・デル・レイ4回戦(ラウンド16)が15日に行われ、アトレティコ・マドリードは敵地でエルチェと対戦した。
アトレティコ・マドリードは12日に行われたラ・リーガ第19節オサスナ戦を1−0で制したことにより、ラ・リーガ首位に立って前半戦を折り返しただけでなく、クラブ記録となる公式戦14連勝を達成。この記録をさらに塗り替えたい今回のゲームでは、ラ・リーガ2部で11勝6分5敗の成績を残し、勝ち点「39」で自動昇格圏内の2位につけるエルチェの本拠地に乗り込む。
アトレティコ・マドリードはアントワーヌ・グリーズマンやフリアン・アルバレスらの主力をベンチに置いてキックオフを迎えたが、試合は序盤の8分に動く。敵陣右サイドで得たフリーキックをクイックリスタートすると、コケからのスルーパスで右サイド高い位置を取ったマルコス・ジョレンテがクロスボールを送る。これが中央で待っていたアレクサンダー・セルロートに渡ると、利き足とは逆の右足でのファーストタッチから、そのまま右足でシュートを蹴り込んだ。
先手を取ったアトレティコ・マドリードは29分、セサル・アスピリクエタからのパスで前を向いたサムエウ・リーノが、ボックス左の位置で倒され、PKを獲得。このPKをセルロートがゴール中央へ蹴り込み、2点をリードして前半を終えた。
後半へ入ると立ち上がりの50分、敵陣左サイドをドリブルで前進しようとしたロドリゴ・リケルメが、ニコラス・フェルナンデスに倒される。主審はこのプレーに対してイエローカードを提示。N・フェルナンデスにとっては2枚目のイエローカードで、エルチェは10人の状態での戦いを余儀なくされた。
スコアだけでなく、数的な面でも優位に立ったアトレティコ・マドリードは61分、ペナルティエリア手前左寄りの位置でコナー・ギャラガーからのパスを受けたリケルメが、豪快なミドルシュートを叩き込んでリードを広げる。75分にはロドリゴ・デ・パウルからのクロスボールがGKに弾かれたこぼれ球をアルバレスが押し込み、途中出場の2人が絡んで4点目を奪った。
試合はこのままタイムアップ。好調のアトレティコ・マドリードがエルチェ相手に力の差を見せつけ、コパ・デル・レイのベスト8入りを決めた。公式戦の連勝記録を15に伸ばしている。
この後、アトレティコ・マドリードは18日に次節のラ・リーガでレガネスと、エルチェは次節のラ・リーガ2部でスポルティング・ヒホンと、それぞれ敵地で対戦する。
【スコア】
エルチェ 0−4 アトレティコ・マドリード
【得点者】
0−1 8分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)
0−2 29分 アレクサンダー・セルロート(PK/アトレティコ・マドリード)
0−3 61分 ロドリゴ・リケルメ(アトレティコ・マドリード)
0−4 75分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)