チェルシー、鎌田大地所属のパレスからDFチャロバーの呼び戻しを発表…背番号は「23」

　チェルシーは15日、クリスタル・パレスへレンタル移籍していたイングランド人DFトレヴォ・チャロバーがチームに復帰することを発表した。

　チャロバーに関しては、今季のプレミアリーグ開幕時はチェルシーに在籍していたものの、夏の移籍市場閉幕直前にクリスタル・パレスへのレンタル移籍を決断。オリヴァー・グラスナー監督の下では最終ラインの主力に定着し、ここまで公式戦14試合のピッチに立って3ゴールを記録するなど、日本代表MF鎌田大地も所属するチームで存在感を放っていた。

　だが、現在チェルシーではフランス代表DFウェズレイ・フォファナと同DFブノワ・バディアシル等、センターバックにケガ人が相次いでいる。この状況を受けて、チャロバーの呼び戻しが取り沙汰されると、12日に行われたFAカップ3回戦のストックポート・カウンティ（3部）戦（○1−0）ではメンバー外に。15日のプレミアリーグ第21節レスター戦（○2−0）のキックオフ直前、チェルシーへの復帰が正式に発表された。レンタル移籍契約には早期でのレンタルバックが可能となる条項が含まれていたため、シーズン途中にしてクリスタル・パレスを離れ、古巣へ復帰することが決定。チェルシーでの背番号は「23」となったことも併せて伝えられている。

　わずか半年間の在籍でクリスタル・パレスを離れることが決まり、チャロバーは自身の公式SNSを通してコメントを発表。クラブ、そしてファン・サポーターに対して、次のように感謝の言葉を綴った。

「短く、甘美な時間が終わりを迎えた。このクラブはあっという間に僕にとって大事なものとなったんだ。スタッフ、チームメイト、コミュニティ、そしてサポーターの皆さんからいただいた愛情によって、僕は加入初日から居心地の良さを感じることができた。『セルハースト・パーク』の雰囲気は、毎試合僕のバイブスを高めてくれたよ。みんな、本当にありがとう。トレヴより」

　チャロバーは1999年7月5日生まれの現在25歳。チェルシーのアカデミー育ちで、イプスウィッチ、ハダースフィールド、ロリアンへのレンタル移籍を経て、2021年8月にトップチームデビューを飾った。昨シーズンまではセンターバックとして一定の出場機会を確保しており、2022年11月には1年の延長オプションが付随した2028年6月30日までの新契約を締結。だが、昨年夏にエンツォ・マレスカ監督が就任すると、同監督の体制下では構想外とみなされ、プレシーズンツアーでメンバー外となっていた。このような状況を受けてクリスタル・パレスへのレンタル移籍へ出たが、思いがけぬ形で“ブルーズ”への復帰が決定。この半年間で成長した姿を見せ、センターバックの定位置争いに挑む。


【ハイライト動画】ドルトムント、新年初戦はレヴァークーゼンに敗北