アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、トッテナムとのノースロンドン・ダービーを振り返った。15日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。
プレミアリーグ第21節が現地時間15日に行われ、アーセナルは“宿敵”トッテナムを本拠地『エミレーツ・スタジアム』に迎えた。25分にソン・フンミンに先制点を決められたものの、40分に得意のCKからドミニク・ソランケのオウンゴールで追い付くと、4分後にはレアンドロ・トロサールが強烈なシュートを突き刺し逆転に成功。後半は追加点を奪えなかったものの、2−1で逃げ切り、公式戦4試合ぶりの白星を掴んだ。
アーセナルは昨年9月に行われた第4節でもトッテナムに1−0で勝利しているため、これで“宿敵”相手にシーズンダブルを達成。データサイト『Opta』によると、アーセナルがトッテナム相手にシーズンダブルを達成したのは5回目であり、そのうち2回は2019年冬に発足したアルテタ政権下でのことだという。また、この勝利により1試合消化の少ない首位リヴァプールとの暫定勝ち点差を「4」まで詰めることに成功した。
アルテタ監督は「チームをとても誇りに思うし、非常に素晴らしいパフォーマンスだった。我々は2つの異なる大会で報われず、そのような状況でシーズン最大の試合を戦わなくてはならないことは試練だった」と充実感を滲ませつつ、次のように試合を振り返った。
「ボールを保持している時もそうでない時も、我々は試合開始直後から相手を苦しめるプレーができていたし、勝利に値すると思っている。1点のビハインドを負ったのは不甲斐なかったが、それでも試合中に多くのものを生み出していた。結果に関わらず、チームのパフォーマンスは安定し、非常に良かった。このまま続ければ、4月までにさらに良い状態になるだろう」
現地時間18日には“難敵”アストン・ヴィラとの対戦が控えている。アルテタ監督は「今日の結果は、今この瞬間を楽しむチャンスを与えてくれた。3日後のアストン・ヴィラ戦に向けて勢いがつくと思っているよ」と自信を口にした。
【ハイライト動画】アーセナルが“宿敵”トッテナムにシーズンダブル達成!