バルセロナに所属するMFガビが、15日のベティス戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
コパ・デル・レイの4回戦が15日に行われ、バルセロナはベティスと激突した。先のスーペルコパ・デ・エスパーニャで今シーズン初タイトルを獲得し、サウジアラビアの地から凱旋したばかりのバルセロナは、立ち上がりの3分にMFガビが先制点を挙げたのを皮切りに、右SBジュール・クンデ、MFハフィーニャ、FWフェラン・トーレス、FWラミン・ヤマル…と公式戦2試合連続となるマニータを達成。優勝した勢いそのままに5−1で、ラウンド8へと駒を進めている。
試合後、インタビューに応じたカビ。昨年10月に大ケガから復帰すると、着実にプレータイムを伸ばしていき、同試合ではシーズン2得点目を決めた“泥臭いファンタジスタ”は「チームメイトと一緒にプレーするのは本当に楽しい」と噛み締めつつ、「(復帰後)これまで何度もとても良いプレーをしてきた。それが大事なこと。怖がらずにプレーすること、それが僕のメンタリティなんだ」と滾らせた。
またガビは、復調の要因は“ゴール”だと強調。リーグ戦3試合未勝利で年を越すなど、昨年11月と12月の急ブレーキで首位から陥落したわけだが、「調子が落ちたのは内容のせいではなく、ゴールが理由だと思う。今日のように決め切って、落ち着いて楽しまないと」と奪還のポイントを口にした。
さらに、17歳ながらバルセロナ、そしてスペイン代表の主力として活躍するヤマルについてガビは「レオ・メッシに次ぐ最高の選手だよ、彼は」と語り、決断が注目されるCBロナルド・アラウホについては「クレは冷静にならなければならない。多くのジャーナリストが嘘をついている。アラウホはバルサに残りたいと望んでいるし、僕はそうするだろうと信じている」と述べている。
年明け後公式戦4連勝と復調のきっかけを掴んだバルセロナ。スーペルコパ組も今週末からラ・リーガに復帰する中、敵地でヘタフェと対戦するブラウグラナは、首位追走の第一歩を踏み出せるのだろうか。