前田真宏初の展覧会が東京、愛知、大阪で　「シン・エヴァンゲリオン」などの画稿並ぶ

カラー所属のアニメーション監督・前田真宏の初となる展覧会「雑・前田真宏」展が、1月31日から東京・池袋PARCOで開催。東京での会期後、愛知・名古屋PARCO、大阪・心斎橋PARCOに巡回する。

【画像】エヴァンゲリオンが描かれた「雑 前田真宏 雑画集」の表紙イラスト

「雑・前田真宏」展は、2月28日発売予定の画集「雑 前田真宏 雑画集」の刊行を記念して開催されるもの。前田がこれまで関わってきた膨大な作品から、画集に収録されるイラストの画稿などを厳選して立体的に紹介する。前田が監督を務めたOVA作品「青の6号」、TVアニメ「巌窟王」、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に加え、「マッドマックス：フュリオサ」や布袋寅泰のツアーパンフイラストなど、20作品以上の展示が登場。貴重なスケッチや画稿で、前田の創造の軌跡を辿ることができる。

会場では、描き下ろしキービジュアルを用いた会場限定カバー付きの「PARCO限定 Special Edition『雑 前田真宏 雑画集』」や、展覧会記念オリジナルグッズを販売。アニメなどとのコラボアパレルを展開するブランド・GEEKS RULEとのコラボ商品も用意される。また来場者には、展覧会記念入場チケットを配布。全5種からランダムで1枚が手に入る。

前田は1963年生まれ。東京造形大学在学中に「超時空要塞マクロス」「風の谷のナウシカ」などにアニメーターとして携わる。1985年頃から本格的にガイナックスに参加し、「トップをねらえ！」「ふしぎの海のナディア」などで原画や演出を担当。布袋寅泰「DANCING WITH THE MOONLIGHT」のMVにてアニメーション監督デビューを果たした。1992年にはゴンゾの設立に参加し、世界初のフルデジタルOVA「青の6号」やTVアニメ「巌窟王」の監督を務める。2012年にカラーに入社し、同年の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q」や2021年の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で監督、2015年の「マッドマックス 怒りのデスロード」ではコンセプトアート＆デザインを担った。近年では「怪獣8号」「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」にも参加している。

■ 「雑・前田真宏」展
会期：2025年1月31日（金）〜2月17日（月）
会場：東京都 池袋PARCO PARCO FACTORY ※2025年2月12日はメンテナンスのため全館休館。

会期：2025年5月16日（金）〜6月8日（日）
会場：愛知県 名古屋PARCO PARCO SQUARE

会期：2025年7月18日（金）〜8月3日（日）
会場：大阪府 心斎橋PARCO PARCO GALLERY

料金：1200円 ※未就学児無料