元コスタリカ代表GKケイラー・ナバスのサン・ロレンソ加入が近づいているようだ。16日付で、スペイン紙『アス』が報じている。
現在無所属の“黒豹”の新天地は、アルゼンチンとなりそうだ。1986年12月15日生まれのナバスは現在38歳。母国コスタリカのデポルティーボ・サプリサでプロキャリアを始めた後、アルバセテを経て加入したレバンテで功成り名を遂げた他、コスタリカ代表史上初のベスト8入りを果たしたブラジルW杯での活躍が評価され、2014年夏にレアル・マドリードへとステップアップ。当初はイケル・カシージャスの控えに甘じたものの、その後は正守護神として前人未到のチャンピオンズリーグ3連覇に大きく貢献。クラブ初となるリーグ戦通算100試合に出場した外国籍ゴールキーパーとして、レアル・マドリードに刻まれている。
そんなナバスは、昨シーズン限りで約4年半在籍したパリ・サンジェルマンを退団しており、以降はフリーが続いていたものの、ついに新天地が決まりそうとのこと。『アス』によると、同選手に“ビルバオの王様”MFイケル・ムニアインがキャプテンを務めるサン・ロレンソから契約オファーが届き、「金銭面の問題がいくつか残っているものの、基本的な合意に至っている」と交渉は大詰めの段階にあることが明らかになった。
また『アス』は、サン・ロレンソがかねてより新たな守護神を探していた中、今週に行われたナシオナル(ウルグアイ)との親善試合でファクンド・アルタミラノが左腕を骨折。離脱期間は4カ月程度が見込まれており、「その緊急性はさらに高まった」とゴールキーパー事情がさらに切迫したものになったことを併せて伝えている。
なお、ナバスといえば、毎試合前にゴールライン上に両膝をついて神に祈りを捧げる姿でもお馴染みだが、加入が迫るサン・ロレンソは、地元の教会や神父にルーツを持つクラブとして知られている。